税金が払えないと死ぬしか無いのか?役所はあなたを見捨てないので今すぐ支払い猶予の相談を!

税金が払えなくて、差し押さえの強制執行をするとまで言われています。ここまで来たら、もう私は死ぬしか無いのでしょうか?

税金が払えなくても、絶対に死ぬ必要はありません。むしろ、死んでしまってはいけません。“税金”は、だれしもが背負う義務ですが、払えない人に対しては、分割や猶予などの対応をしてくれます。間違っても「死ぬ」などと思わないでください。

でも、一生懸命働いてもそのほとんどが借金の返済に持っていかれてしまいます。滞納している税金を分割にしてもらったところで、払える見込みはありません。そもそも、しっかりと働いて収入があるのに、分割や猶予なんて認めてもらえないですよね。

まず、借金が理由で税金が払えないのであれば、債務整理で借金問題を解決しましょう。借金問題は債務整理で解決できますが、税金はあなたが仮に死んでも消えることはなく、後世まで尾を引きます。また、事情があれば猶予や分割を認められるので安心してください。

えっ。そうなんですか?私が死ねば、税金もすべて解決するものと思っていました…。

あなたが死んでしまったことによって発生する“相続”は、プラスの財産のみならずマイナスの財産も対象です。そのため、支払われないままの税金も後世まで残ります。ですから、借金問題を解決して、返済費用を税金の支払いに充てると良いでしょう。まずは、弁護士などの専門家へ相談されることを強くおすすめします。

税金を払えないから“死ぬしか無い”と考えるのは、大きな間違いですし、考えが浅はかすぎます。あなたが税金に殺される必要はまったくありません。

納税義務はだれもが背負うものですが、「払えないものは払えない」です。そのため、税金を管理する自治体や税務署は、必ず“相談窓口”を設けています。税金を払えない理由があるのであれば、そちらに相談をすれば良いでしょう。

また、借金が理由で税金を払えないのであれば、借金問題をいかにして解決するかを考えたほうが良いでしょう。この記事では、「あなたは税金によって死ぬ必要なんてまったくない、絶対に解決方法が見つかる」といったことについて、お伝えします。

この記事でわかること
  • 誠意を持って相談をすれば、税金の猶予や分割、減免や免除の可能性はある
  • あなたが税金に殺される必要はまったくない、あってはならない理由
  • 借金が理由で税金が払えないのであれば、債務整理を検討したほうが良い

税金が払えなくても死ぬ必要はない。誠意を持って相談すれば猶予や分割が可能

「税金が払えないから」と言って、死ぬ必要はまったくありません。言い方を変えれば、あなたが「税金に殺される必要はありません」むしろ、そのようなことが絶対にあってはいけません。ただもちろん、税金が払えないことを理由に、自分から何もアクションを起こさないのは絶対にダメです。

税金が払えない人にはそれぞれ“理由”があるはずです。たとえ自分が「こんな理由じゃ免除や猶予は、無理だろ…」と思っていても、役所へ相談すれば、猶予や減免、免除を認めてくれる可能性は充分にあります。

あなたが「死ぬしか無い」と切羽詰まっているのであれば、きっと何らかの対処方法が見つかるはずです。税金は当然納税すべきものですが、借金と比べてもかなり融通が利きます。

ただ、融通が利くと言っても「誠意を持った対応」が必要です。支払う意志を一切見せずにその場限りで「そのうち支払います」と言っても、信用できませんし、待ってくれるほど優しくはありません。

税金が払えない“理由”をしっかりと伝え、分割なら支払えるのか、猶予されたら支払えるのかなどを含めて、担当者と話し合いをしましょう。

税金は猶予や分割、条件を満たせば減免・免除も可能

“今”税金が払えないのであれば、猶予や分割、減免をしてもらえるように相談してください。もしも、将来に向かって払える見込みがないのであれば、免除も可能です。「死ぬしか無い」と思うほど切羽詰まっている状況なのであれば、相談次第で解決策は絶対に見つかります。

あなたが税金を理由に死なれることは、絶対にあってはいけないことです。もしも払えない理由があるのであれば、その理由をしっかりと伝えてください。税金を払えない理由によっては、減免や猶予、分割払いなどのさまざまな対応策を提案してくれます。

そして、税金の支払いが厳しいときに相談すべき場所は、“税金の種類”によっても違います。また、“住民税”などの地方税で見ても、各自治体によって考え方や支払い対応が異なります。

下記に、一般的な税金が払えないときの相談先や支払い方法について、まとめています。ぜひ、参考にしてみてください。

税金の種類と相談先
税金の種類 相談先 支払い方法
所得税 税務署 分割・猶予
住民税 自治体 分割・猶予・減免・免除
相続税 税務署 延納・物納
自動車税 自治体 分割・猶予
固定資産税 自治体 分割・猶予

主な税金と相談先、支払い方法は上記表のとおりです。ただし、自治体で管理している税金については、各自治体によって対応が分かれます。基本的に分割や猶予は可能であり、減免や免除についても余程の事情が認められる場合に限って、許されるでしょう。

基本的に税金はすべて、定められた日時までに納付するのが原則です。そのため、期日を過ぎてしまえば、督促や差し押さえ等の手続きに踏み込まれる可能性もあります。ただ、これらはすべて「何も相談をしなかった場合」です。

各種税金はすべて、“誠意を持って相談する”ことで、あなたに無理のない範囲で支払ってもらえるように話を聞いてくれます。絶対にやってはいけないのが、「払えないから」と言って、無視をしたり書類を放置したりすることです。

悪質であると判断された場合には、厳しい対応をされますので、誠意を持って対応するよう心がけてください。

税金は債務整理をしても0にはならない、今すぐ役所へ相談を

「税金が払えない」と悩んでいる方の中には、「債務整理をすれば税金も0になる」と思っている方もいますが、大きな勘違いです。債務整理はあくまでも“借金を整理”するものであって、税金はなくなりません。

ここで簡単に説明すると、債務整理とは国が認めた借金返済を大幅に減額もしくは0にできる救済措置です。債務整理によって減額したり0にしたりできる債務は“借金のみ”です。例えば、各種ローンやキャッシングなど。

税金は、【借りたお金=借金】ではないため、債務整理の対象にはなりません。また、税金は自己破産の“非免責債権”に該当します。非免責債権とは、「自己破産をしてもなくならない債権」のことを指し、これには税金も含まれています。

その他、健康保険料や水道料金(その他公共料金は自己破産の対象)も非免責債権に該当するため、債務整理を行ったところで0になりません。自己破産などの債務整理を行ったところで、借金はなくなりませんので、税金が払えないのであればすぐに、役所等へ相談するようにしてください。

債務整理について詳しく知りたい方はこちら

税金が「払えないから」と言って、放置したり自分が死んだりしても状況は悪化するだけ

税金が払えなくても、絶対に放置したり死んだりしてはいけません。税金を放置すれば、最悪の場合“差し押さえ”などの、強制執行が開始されます。

払えない旨をしっかりと伝えることで、最終手段である“差し押さえ”にまでは踏み込みません。しかし、税金が払えないことを理由に、何ら連絡をしないことが許されるわけではありません。

また、税金が払えずに「死ぬしかない」と思っている方。死んでもまったく解決しません。「自分が死ねば、税金はすべて消えてなくなる」と思っているかもしれませんが、残念ながらなくなりません。

滞納している税金も、あなたが死んでしまうことで、法定相続人に相続されます。法定相続人は配偶者に加えて自分の子が該当します。子どもがいない場合には、両親や兄弟姉妹が法定相続人となり、兄弟姉妹が亡くなっている場合であっても、下の代(甥っ子姪っ子)まで代襲相続します。

仮に両親が他界し、兄弟姉妹も、もともといないのであれば、自分が死ぬことで相続財産はすべて国庫に帰属し、滞納税金のすべてがなくなるでしょう。

ただ、これらはまったく根本的な解決に至りません。自分が死んでも解決しないですし、再三の督促も放置すれば、状況は悪化するだけです。何をやっても、税金からは逃れられることはないため、しっかり誠意を持って“相談すること”以外の解決策はありません。

逆に言えば、“相談をする”たったこれだけのことで、支払い猶予や分割払い、減免等の対応をしてくれる可能性があります。借金などと比べれば融通が利きやすく、解決しやすいのが税金です。

自分が「死ぬしか無い」ではなく、死ななくてもどうすれば、税金を支払っていけるのか?について、しっかりと考えて行動したほうが良いでしょう。

借金のせいで税金を払えないのであれば、債務整理も視野に入れたほうが良い

多額の借金が理由で、税金の支払いが厳しいのであれば、債務整理を検討したほうが良いでしょう。債務整理手続きを行うことで、毎月支払っている“借金”の返済が少なくなるか0になります。

今まで借金の返済に充てていた費用をすべて、税金の支払いに充てれば、税金の滞納も確実に減らしていけるでしょう。借金の返済は債務整理によって免れることはできますが、税金の支払いだけは何が何でも免れないため、借金を抱えている方は、“借金をいかにして減らすか”を考えたほうが良いでしょう。

債務整理で税金を減らすことはできないが、借金を減らすことはできる

債務整理をしたところで、非免責財産である税金は、なくなることは絶対にありません。ですが、借金は債務整理で大幅に減額することも可能ですし、自己破産をすれば“0”にしてしまうこともできます。

もしも、借金の返済を優先して税金を支払えずにいるのであれば、今すぐ債務整理を検討してください。債務整理はなくせますが、税金はなくせませんので、優先すべきは“税金の支払い”です。

なお、債務整理を弁護士へ依頼し、債権者(お金を貸した側)に受任通知が届いた時点で、借金の返済義務が一旦止まります。借金の取り立ても一切ストップするので、返済に充てていた費用を税金の返済に充てましょう。

ただ、税金が払えずに放置されていた方は、一括請求が来ているでしょう。数か月返済が止まったところで、一括で税金を払えるほどの余裕もないでしょう。

同じことの繰り返しになりますが、役所等へ相談をすれば、分割での支払いも認められています。たとえ、一括請求が来ていたとしても、まだ間に合います。まずは相談し、分割払いで税金の完済を目指してください。

支払い余力があるのであれば、任意整理や個人再生の検討

“債務整理”と一口に言っても、将来の利息をカットし、3〜5年で完済を目指す任意整理。借金の元金も含め、借金を大幅にカットする債務整理手続きである個人再生。そして、借金をすべて0にする自己破産の3種類があります。

もしも、あなたに借金の支払い余力があるのであれば、任意整理や個人再生を検討してください。なぜなら、自己破産よりもデメリットが少ないためです。

例えば、車や住宅ローンなどの資産と呼べるものは、自己破産ではすべてお金に換えて、債権者(お金をか知れくれた人)に分配しなければいけません。一方で、任意整理や個人再生は、自分の資産を守れます。

また、裁判所で“支払い能力”が認められる場合には、自己破産の免責許可(自己破産が確定し、借金が0になること)がおりません。つまり、債務整理をして、税金を支払ってもなお返済能力がある方は、任意整理や個人再生の選択肢しかありません。

任意整理や個人再生は、自己破産に比べて減る借金総額は少ないですが、費用面や手続き面、資産を守れる点などを鑑みれば、決してデメリットばかりではありません。もちろん、各状況に応じて、自己破産を検討しなければいけないほど切羽詰まっている方もいるでしょう。

どの債務整理を行うべきなのか自分でわからないのであれば、弁護士へ一度相談してみてください。きっと、あなたに最適なプランを提案してくれるはずです。

多額の借金を抱え、「死ぬしか無い」のであれば自己破産の検討を

多額の借金を抱えているうえに、税金まで滞納してしまい、すべての債務(借金)を考えると「死ぬしか無い」「死ぬ以外の選択肢はない」と思っているのであれば、迷わず、今すぐ自己破産をしてください。

自己破産費用を心配する必要はありません。分割での支払いも可能ですし、どうしても費用の準備がむずかしいのであれば、法テラスで自己破産費用を立て替えてくれます。これらのすべての相談はまず、弁護士へ相談してください。

また、弁護士へ相談し、自己破産手続きに関する委任契約を締結すれば、ただちに債権者(お金を貸した側)へ受任通知を送ってくれます。そのため、遅くても契約から1週間~10日以内にすべての借金の取り立てがストップします。

きっと、「借金の返済」という重荷が下りるだけでも、冷静になれることでしょう。落ち着いてから税金についての相談をしに行けば良いです。切羽詰まっているのであれば、費用を気にせずまず、弁護士へ相談してみましょう。

まとめ

今回は、税金が払えずに「死ぬしか無い」と考えておる方に向けて、税金に殺される必要はない旨、お伝えしました。税金は、日本という国に住んでいる以上、だれもが背負う“義務”です。

しかし、それぞれの事情によって、支払えない人は多くいます。支払わなければいけないものですが「払えないものは払えない」のが現実です。無い袖は振れないという言葉があるように、いくら税金を払いなさいと言われたところで、お金がなければ払えません。

ただ、だれも「税金が払えないなら死になさい」と言っているわけではありません。「税金が払えないのであれば、相談してください」と言っているのです。税金を払えない事情は、人それぞれです。誠意を持って相談することで、絶対に解決できます。

もしも、税金を払えない理由が“借金”なのであれば、債務整理を検討しても良いでしょう。借金以外で払えない“理由”があるのであれば、まずは役所等へ相談してみてください。

この記事を書いた人

林裕二

FPライターとして“お金”にまつわる記事を数多く寄稿。プライベートでは裁判傍聴が趣味であり、法律関連の知見もある程度持っております。債務整理については、FPとしてのライフスタイルアドバイスも含めながら、わかりやすい記事を発信していきます。

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