【リボ払いが終わらない3つの理由】リボ払いの仕組みと終わらせる方法を解説!

リボ払いを利用しているのですが、一向に支払いが終わりません。なぜでしょうか?


リボ払いが終わらない大きな理由として、支払残高の把握ができていないことが挙げられます。支払残高は把握できていますか?
毎月支払っていたので減っているものと思っていました。・・・今確認したら、減るどころか増えていました。とてもこのままでは返済が終わりそうにないのですが、どうしたらよいでしょうか?


一括返済や繰り上げ返済の利用をおすすめします。どうしても自力での返済が難しいと感じたら、弁護士へ任意整理の相談をするのもよいでしょう。無料相談を承っていますので、ぜひお気軽にご相談ください。
リボ払いは毎月の返済額が一定なため、家計を管理しやすかったり高額な商品でも毎月の支払いに無理なく購入できるというメリットがあります。
一方で、返済を続けているにも関わらず、一向にリボ払いが終わらないという事例も多いです。
その要因として、リボ払いは金利が高いことや支払残高を把握しにくいことなどが挙げられます。
現在、リボ払いがなかなか終わらず悩んでいる人は、この記事を参考にして支払残高の把握や返済を終わらせる方法を実践してみてください。
もしも自力での返済が難しいと感じたら、早めに弁護士へ相談することをおすすめします。また、以下の減額チェッカーでは、弁護士へ相談した際にリボ払いがどれくらい減るのか確認できます。
利用は無料ですので、ぜひお気軽にお試しください。

- リボ払いが終わらない要因は、「利息が高い」「支払残高を把握できていない」「毎月の返済額が低い」の3つが主に挙げられる。
- リボ払いを終わらせるには、一括返済や繰り上げ返済をしたり返済額を上げることが効果的。
- リボ払いの残高が、自力では返済不能なほど膨らんでしまったら弁護士へ任意整理の相談をしよう。
リボ払いを終わらせるにはリボの仕組みを理解しよう
リボ払いを終わらせるためには、まずリボ払いの仕組みを正しく理解することが大切です。
リボ払いの仕組みを理解しないまま利用し続けると、リボ払いがいつまでも終わらない事態に陥りやすいのです。
この項目では、リボ払いの仕組みについてわかりやすく解説していきます。
返済方法は「定額方式」と「残高スライド方式」の2種類
リボ払いの返済方法は、大きく以下の2種類です。
- 定額方式・・・支払残高によらず、毎月一定の金額を支払う
- 残高スライド方式・・・支払残高に応じて返済額が変化する
定額方式では、以下の図のように支払残高が増えても毎月の返済額は変わりません。
一方で残高スライド方式は、あらかじめ設定した基準に応じて返済額が変化します。例えば、以下の表のような支払いイメージです。
支払残高 | 毎月の支払額 |
---|---|
10万円未満 | 5,000円 |
10~20万円未満 | 1万円 |
20~30万円未満 | 2万円 |
30万円以上 | 10万円ごとに1万円上乗せ |
どちらの方法も毎月返済をしているため「返済をしているつもり」になりやすいのです。
手数料は毎月残高全体にかかる
リボ払いにおいて注意しなければならないのは、手数料は毎月支払残高全体にかかるということです。
リボ払いの手数料は、以下の式で計算できます。
例えば、50万円の支払残高に対して返済額が1万円の場合、1ヶ月の手数料は以下の金額となります。
※金利は15%で計算しています。
つまり、返済額1万円のうち約6,000円が手数料に充てられているのです。そのため、元金は約4,000円しか減っていません。
支払残高は常に把握し、返済額が適正か見極めることが大切です。
リボ払いが終わらない3つの理由
リボ払いが終わらない主な理由は、以下の3つです。
- 金利が高く利息が高額
- 支払残高が増えていることに気づきにくい
- 返済額が低く残高が減っていない
次の項目から、それぞれ詳しく解説します。
⒈金利が高く利息が高額
リボ払いの金利は15~18%程度に設定されていることがほとんどです。
これは、大手消費者金融の金利とそう変わりません。つまり、リボ払いは消費者金融から借入をしているのと同じような状況なのです。
この金利が毎月支払残高全体にかかるため利息が高額となり、返済額のうち利息が占める割合が多くなるため、なかなかリボ払いが終わらないのです。
⒉支払残高が増えていることに気づきにくい
リボ払いは、毎月返済額が一定です。
そのため、毎月の請求額から支払残高が把握できずに、気づいたら支払残高が高額となっているケースが多くあります。
例えば、残高スライド方式で以下の設定にしていると、支払残高が10万円でも19万円でも返済額は1万円です。
支払残高 | 毎月の支払額 |
---|---|
10万円未満 | 5,000円 |
10~20万円未満 | 1万円 |
20~30万円未満 | 2万円 |
返済額に9万円差があると、返済負担は大きく違います。しかし、返済額が変わらないために支払残高が増えていることに気づきにくいのです。
⒊返済額が低く残高が減っていない
前述したように、設定している返済額が低いと、返済額のうち利息が占める割合が大きくなります。
そうなると、返済額のうち元金返済に充てられる金額は低くなるので、支払残高がなかなか減らないのです。
例えば、金利15%で支払残高が50万円あるにもかかわらず、毎月の返済額を1万円に設定しているとします。
その場合、返済額のうち約6,000円を利息が占めてしまいます。つまり、1万円返済しているつもりでも、実際は約4,000円しか残高は減っていないのです。
リボ払いを終わらせる方法は?
ここまで、リボ払いが終わらない理由をお伝えしました。
リボ払いは支払残高の増加に気づきにくく金利も高いため、なかなかリボ払いが終わらないという事態に陥っている人が多いです。
それでは、なかなか終わらないリボ払いを終わらせるにはどうすれば良いのでしょうか。
次の項目から、リボ払いを終わらせる方法を解説しますのでぜひ参考にしてください。
一括返済や繰り上げ返済をする
リボ払いを終わらせるには、一括返済や繰り上げ返済が効果的です。
- 一括返済・・・支払残高を一括で返済する
- 繰り上げ返済・・・余裕のある月に普段よりも多く返済する
リボ払いの利用をやめて、支払残高を増やさずに繰り上げ返済をおこなうことで、リボ払いの終わりがぐっと近づきます。
一括返済や繰り上げ返済をしたいときは、カード会社へ問い合わせれば対応してもらえます。
毎月の返済額を上げる
リボ払いの毎月の返済額は、増額できることがほとんどです。
現在よりも毎月多く返済できれば支払残高が減るスピードが速まるため、完済までの支払い回数を減らせます。
一括返済や繰り上げ返済をするだけの経済的な余裕がない場合におすすめの方法です。
リボ払いの契約次第で、1円単位、1000円単位、1万円単位など、さまざまな形で返済額を加算できるので、一度カード会社へ問い合わせてみるとよいでしょう。
おまとめローンを利用する
リボ払いを複数社で利用していたり、リボ払い以外にも借入がある場合、おまとめローンを利用すると金利が下がります。
おまとめローンとは、複数社の借入を金利の低い一社にまとめて一本化することです。
ただし、まとめた金額での審査となるため、審査に通りにくい傾向があります。
また、返済期間によっては利息総額が増えてしまう恐れもあるため、事前によく確認してから申込みましょう。
おまとめローンに関しては、以下の記事でさらに詳しく解説しているので参考にしてください。
弁護士に債務整理を依頼する
他社からも借入があったり、リボ払いの支払残高が年収の1/3程もあるなど自力での返済が難しい場合、弁護士へ債務整理を依頼する方法もあります。
債務整理とは、国に認められた借金減額の手段で「任意整理」「自己破産」「個人再生」の3つの方法があります。
リボ払いの返済が難しい場合、任意整理で解決できるケースが多いです。
次の項目で任意整理について詳しく解説しますので参考にしてください。
また、債務整理についてもっと知りたい人は、以下の記事も参考にしてくださいね。
終わらないリボ払いは「任意整理」で解決できる
「いつまでも終わらない」と悩んでいるリボ払いは多くの場合、任意整理で解決できます。
リボ払いは、金利の高さから利息が膨らみやすく、返済不能に陥る人が多い支払い方法です。
そのため、利息をカットする手続きである任意整理によって、現状を抜け出せるケースが多いのです。
次の項目から、任意整理についてさらに詳しくお伝えします。
「任意整理」とは利息をカットする手続き
任意整理とは、債権者と交渉して将来分の利息をカットする手続きです。
交渉成立後は、原則として元金のみを3~5年で分割返済していきます。
大きく膨らんだ利息をカットできるので、返済負担は軽くなるでしょう。
まずはあなたのリボ払いにおける返済負担が、任意整理によってどれくらい減るのか、以下の減額チェッカーを利用して確かめてみてはいかがでしょうか。
無料で利用できるので、ぜひお気軽にお試しください。
他社からも借入があるなら「個人再生」や「自己破産」も検討しよう
中には他社からの借入もあり、任意整理でリボ払いの利息をカットしても返済が難しいという人もいるでしょう。
その場合は、個人再生や自己破産も検討した方がよいかもしれません。
どうやってリボ払いや借金から抜け出せばよいのかわからない場合、借入や収入のわかる資料を持って、一度弁護士の無料相談を利用してみることをおすすめします。
自分にはどのような解決方法が合っているのか、お金の問題のプロである、弁護士へぜひ聞いてみてください。
まとめ
リボ払いは利便性の高い返済方法ですが、仕組みを理解しないまま利用を続けると、支払残高がどんどん増えていつまでも返済が終わらない事態に陥ってしまいます。
リボ払いを終わらせるには、余裕がある月に繰り上げ返済をしたり、毎月の返済額を上げることが効果的です。
上記のことを試しても返済が終わらないほど支払残高が膨らんでいる場合は、弁護士へ相談することをおすすめします。
返済不能となったリボ払いは多くの場合、任意整理で解決ができます。
当サイトでは、無料相談ができる弁護士を多数紹介していますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
リボ払いに関してよくある質問
リボ払いは金利が高いうえに支払った気になりやすいため危険です。何も考えずに利用し続けると、利息だけを払い続けいつまでも完済できない状況に陥ってしまいます。
リボ払いは金利が高いため、支払総額に対して返済額が低いと、返済額に占める利息の割合が多くなってしまいます。
そうなるとなかなか支払残高が減らずに、リボ払いが終わらないのです。
リボ払いを終わらせたいのなら、残高を完済する必要があります。一括返済や繰り上げ返済を利用して早期完済を目指しましょう。
一括払いや繰り上げ返済が難しい場合は、毎月の返済額を増やすことをおすすめします。
それでも返済が終わらないときは、弁護士へ債務整理の相談をしてみるとよいでしょう。
債務整理の手続きは複雑で、専門知識を要するため自身でおこなうのは極めて難しいです。そのため、法律事務所に相談することをおすすめします。専門家である弁護士が早く確実に債務整理の手続きをおこなってくれます。

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