多重債務者になる人の特徴を徹底解説!生活状況や職業の傾向は?

多重債務者になる人の特徴

多重債務者という言葉は聞いたことがあるのですが、具体的にどんな人のことをいうのですか?

借金をしている人すべてが多重債務者になるわけではありません。多重債務者とは複数の金融機関から借入をして返済が困難になっている人のことをいいます。

なるほど。借りたお金を問題なく返せていればよいけれど、返済に困って借金返済のために新たな借金をする人が多重債務に陥ってしまうのですね?

そのとおりです。多重債務に陥ってしまう原因は人によってさまざまですが、多重債務に陥りやすい生活状況や職業の傾向は存在します。どのような人が多重債務に陥りやすいのか、詳しくみていきましょう。

多重債務者とは、複数の金融期間から借入をして返済が困難になっている人をいいます。

借入の目的はさまざまで、借入先も消費者金融・信販会社・クレジットカード会社・闇金など多種多様ですが、返済能力を超える借金を負っていることに変わりはありません。

多重債務者になってしまう人とは、どのような人なのでしょうか。

生活状況や職業によってなりやすさに違いはあるのでしょうか。

この記事では、多重債務に陥りやすい人の特徴について、詳しくお伝えします。

この記事でわかること
  • 多重債務者になりやすい人の生活状況がわかる。
  • 多重債務者になりやすい人の職業傾向がわかる。
  • やむを得ない理由で多重債務者になる人の特徴がわかる。

多重債務者になりやすいのはどんな人?

多重債務者になってしまう理由は、人によって実にさまざまです。

しかし、多重債務になってしまう人にはいくつかの特徴があるのも確かです。

多重債務者になってしまう人には、どのような特徴があるのでしょうか。

次の項目から、具体的な例を挙げてお伝えします。

その場しのぎの行当たりばったり

多重債務者になってしまう人は、その場しのぎの借金をしてしまうことが多いです。

  • 冠婚葬祭などで急な出費があった。
  • 残業代が思ったより少なく生活費が給料を上回ってしまった。

このような利用でお金が足りない時に、借金をしてお金を工面するのです。

借りた時は「毎月節約して少しずつ返せば大丈夫」と思っていても、思うように返済できないと今度は返済のために別の金融機関からお金を借りてしまいます。

すると、多重債務の状態に陥ってしまうのです。

さらに借金が増えると、自分で今「どこに・いくら」借金があるのか把握できなくなる人もいます。

すると、督促が来たところにとりあえず返済し、お金が足りなくなったら借りられるところからお金をかき集めるという行き当たりばったりな返済状況に陥るのです。

将来の見通しが甘い

借金をする人がみんな多重債務者になるわけではありせん。

しかし、将来の見通しが甘いまま借金をしてしまうと、多重債務者になる人が多いです。

例えば、住宅ローン返済のために多重債務者になってしまう人は、住宅ローンを組む際に10年後・20年後の生活状況を想定せずに月々の返済額を決めているケースが多いです。

すると、住宅ローンを借りてから数年後に「子供の学費が思ったよりかかってしまった」などの理由で支出が収入を上回り、借金をしてしまいます。

また、事業を新しく始める際には、金融機関から事業資金を借りる人が多いです。

その場合、見通しが甘く途中で事業が立ち行かなくなると、返済や事業の損失補填のために多重債務に陥ってしまいます。

騙されやすい

多重債務に陥る人は、他人の言うことをすぐに信じてしまう騙されやすい人も多いです。

よくあるケースが「楽にお金が稼げる」などの甘い話に乗って情報商材やセミナーの詐欺にあい、お金を騙し取られてしまう場合です。

また詐欺でなくても、新しく仕事を始めようとしたら、給料をもらう前に初期投資として機材や商品を買わされるというケースもあります。

このような人は、そもそもお金に困っていたり既に借金をしている場合も多いので、情報商材やセミナーなどにお金をつぎ込んだ結果、多重債務に陥る人も少なくありません。

また、ホステスや出会い系サイトなどで知り合った女性に夢中になり、借金してまでお金やプレゼントを貢がされた挙句、連絡が取れなくなるというケースもあります。

頼まれたら断れない

多重債務に陥る人は頼まれると断れない性格の人も多いです。

読まない新聞や必要のない高額な保険への勧誘を断りきれず、無駄な出費で家計が圧迫されているケースは珍しくありません。

また、友人や同僚などに借金の連帯保証人なってほしいと頼まれ、引き受けてしまうケースもあります。

その場合、借りた本人が行方不明になってしまうと、連帯保証人が借金をしてまで返済をすることもあるのです。

借金することへの危機感が薄い

若いうちから借金をしてしまう人は、金利のことを十分に理解していなかったり、借金をすることへの危機感が薄いことが多いです。

また、過去に自己破産をして借金を帳消しにしたことがある人の中には、借金をしてもまた自己破産すればいいと考えて借金することへのハードルが低くなる人もいます。

このような人たちは、借金をきちんと返済していないことも多く、長い間滞納している場合も珍しくありません。

浪費癖がある

浪費癖があり、給料だけでは足りないお金を工面しようとした結果、多重債務者になる人もいます。

浪費の原因は人によってさまざまですが、仕事や人間関係によるストレスを晴らすため、浪費に走ることが多いです。

なかには、浪費をやめたくても自分の意志ではやめられない、依存症にかかってしまう人もいます。

多重債務者が抱える依存症には、例えば以下のようなものがあります。

  • アルコール依存症
  • ギャンブル依存症
  • 買い物依存症
  • 整形依存症

多重債務と依存症を一度に抱えてしまうと、依存症によって膨らんだ借金の返済に追われ、ストレスからさらに依存症が悪化するという悪循環に陥るケースも珍しくありません。

多重債務者になりやすい人の生活状況

多重債務者となってしまう人は、収入と支出のバランスが崩れており、生活状況を変えない限り多重債務から抜け出せない場合がほとんどです。

多重債務者になる人の生活状況には、どのような特徴があるのでしょうか。

次の項目から具体的な例を挙げてお伝えします。

身の丈に合わない生活をしている

多重債務者になる人が必ずしも収入が低いとは限りません。

収入がそれほど多くなくても、毎月きちんと収入・支出を計算し、支出が収入を上回らないように生活している人はたくさんいます。

大切なのは身の丈に合った生活をすることです。

平均以上の収入を得ている人だったとしても、以下のような支出が収入を上回るお金の使い方をしていては、多重債務者になってしまいます。

  • 経営者だがキャバクラ通いで収入以上のお金を使っている。
  • ホステスで月100万円以上稼いでいるが、収入以上の金額を整形費用につぎ込んでいる。
  • 正社員だが満員電車が嫌で、都内一等地にある家賃20万円以上の賃貸マンションに住んでいる。

もし、自分の意思では身の丈に合わない生活をやめられない場合、前述したような依存症にかかっている可能性もあります。

その場合は、借金問題の解決と併せて専門機関で治療を受けることも検討した方がよいかもしれません。

持病が原因で安定した職に就けない

持病が原因で仕事に制限がかかったり、持病のせいで仕事を休みがちになり職を転々としなければならない人もいます。

その場合、職の切れ目に生活費が足りなくなって借金に頼らざるを得なくなることもあるのです。

また、そのような人は新しい仕事が見つかっても多くの収入は見込めないことも多く、今度は借金を返済するために新たな借金をすることが多いです。

持病が原因で収入が安定せず多重債務に陥ってしまう人は、自力で借金を完済するのが難しい場合が多いため、法律事務所へ相談して適切なアドバイスを受けるのがおすすめです。

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多重債務でよく相談に来る人の職業傾向

多重債務に陥り、法律事務所へ相談に訪れる人には、実にさまざまな職業の人がいます。

しかし、実際に相談に来る人々を見ると、いくつかの傾向があることがわかります。

次の項目から、多重債務で相談に来る人の職業傾向を、多重債務に陥りやすい原因とともに詳しくお伝えします。

建設業や農業など天候に収入が左右される職業

建設業の人は雨が降ると仕事が休みになり、その分給料が減ってしまうことが多いです。

また農業の人は、天候によって収入に大きな差が出ることも珍しくありません。

場合によっては最低限の生活費も賄えないほど収入が減ってしまうため、どうしても借金をして補填するしかないのです。

しかし、借金をすると月々決まった金額を返済しなければなりません。

返済の途中でまた収入が減ってしまうと、今度は返済のために新たな金融機関から借入をし、多重債務者となってしまうのです。

不動産や保険など歩合給の営業職

不動産や保険の営業職に就いている人は、基本給が極端に少ないか完全歩合制で給料をもらっている人も少なくありません。

そのため、営業成績が悪いと給料が極端に少なくなり、生活できずに借金をする人もいます。

中には損失補填のために自腹を切り、そのせいで生活費が足りなくなって借金をする場合もあるのです。

看護師や教師・自衛官などの公務員

看護師や教師・自衛官などの公務員は、平均以上の収入を得ており安定した職業というイメージがあるため、借金とは無縁の職業と思われがちです。

しかし、安定した職業だからこそ金融機関も積極的にお金を貸す傾向があり、借金の誘惑も多いといえます。

安定した職業に就いている人は借りられる金額も高額になりやすいため、いつの間にか自分では到底返しきれない金額にまで借金が膨れ上がることも珍しくないのです。

ただし、収入が安定している分、法律事務所へ相談して債務整理などをすれば、借金問題を解決できる可能性は十分あります。

借金の金額が自力では返しきれないほど膨らんでしまったと気づいたら、早めに法律事務所へ相談して適切なアドバイスをもらいましょう。

当サイトでは無料相談を受け付けている法律事務所を紹介しているので、ぜひ気軽にご相談ください。

フリーターや無職

前述した持病が原因で安定した職に就けない人などは、フリーターのような非正規雇用で働いていることが多いです。

また持病でなくても、急な病気で仕事を辞めざるを得なくなり、無職になってしまってとりあえず借金をして生活費を工面しているという人もいます。

このような場合は、次の仕事が見つかっても給料が入ってくるのは1~2ヶ月先のため、借金返済のためにまた借金をする多重債務に陥りやすくなります。

やむを得ない理由で多重債務者になる人もいる

たとえ「自分は絶対に借金はしない」と心に強く決めていたとしても、多重債務者になってしまう可能性は誰にでもあります。

場合によっては、自分ではどうにもできない理由で多重債務者になってしまう人もいるのです。

次の項目から、やむを得ない理由で多重債務者になってしまうケースについて、詳しくお伝えします。

親の介護で仕事を辞めざるを得ない人

頼れる身内や兄弟姉妹がおらず、親の介護を一人でおこなう人は、仕事を辞めざるを得ないケースが多いです。

そうなると、生活費を確保するあてがなく、借金をして生活費を工面するしかなくなります。

また、借金をしても収入が増える見込みがないので、返済のために金融機関から新たな借金をすることになるのです。

知らない間に家族の借金の連帯保証人にされた人

知らない間に、もしくは内容をよく理解しないまま連帯保証人にされていたというケースもあります。

特に家族間や夫婦間の場合、印鑑などを持ち出すことも容易いため知らない間に連帯保証人にされていたというケースは多いです。

また、似たようなケースで自分名義のクレジットカードやカードローンのカードを家族に勝手に使用され、知らない間に借金ができていたという場合もあります。

家族が亡くなってから家族の借金が判明した人

家族が亡くなってから、遺品を整理していたら借金が発覚したというケースもあります。

もし遺産をそのまま相続すると(単純承認)、借金まで承継してしまうことになり、多重債務状態に陥るリスクが高まります。

この場合、相続の開始を知ってから3ヶ月以内に相続放棄の手続きをすれば特に問題ありません。

しかし、上記の期間が過ぎてから借金が発覚した場合、家庭裁判所に対する詳細な経過説明が必要となるので、すぐに弁護士と対応について協議することをお勧めいたします。

なお、相続放棄をするケースでは、借金以外に土地などの遺産があったとしても、それらをすべて手放さなければならないので注意しましょう。

家族のDVから逃げてきた人

家族からDVを受け、着の身着のままで逃げてきたという人もいます。

その場合、新しく賃貸などを借りるのにまとまったお金がかかるでしょう。

また、今まで専業主婦だった人や転職が必要な人は、新しい仕事を探すまで収入が得られず借金をして生活費を工面する場合もあります。

持病の治療に高額な医療費がかかる人

持病があり、治療に高額な医療費がかかるという人もいます。

その場合、治療費が給料だけでは工面できず、借金をする人が多いです。

治療して治るような病気なら、完治した後にしっかりと働けば借金返済も可能でしょう。

しかし完治しない病気で、前述したように持病のせいで仕事に制限がかかったり、職を転々としなければならない場合は、借金返済のために借金を重ねる場合もあります。

まとめ

多重債務者になってしまう原因は、人によってさまざまです。

その人の生活状況や職業など、あらゆる所に多重債務に陥る原因は潜んでいます。

なかにはやむを得ない理由で多重債務者になってしまう人もおり、今は借金と無縁の生活を送っている人も、決して他人事ではありません。

この記事で紹介した多重債務者になる人の特徴は、あくまで一例に過ぎません。

しかしこの記事を読んだことで、あらゆるところに多重債務に陥る原因が潜んでいることを理解し、多重債務化を未然に防ぐ手助けとなることを祈っています。

阿部 由羅
監修者

重すぎる債務は、生活を大きく圧迫するだけでなく、精神的にも大きな負担となってしまいます。完済の見込みがつかない借金を返し続けるよりも、一度債務整理を行い、経済的にも心理的にも新たにスタートを切ってみてはいかがでしょうか。
債務整理を行う際には、債務者の方のご状況やニーズに合わせた手続きの選択や対応が必要になります。困難な状況に陥ってしまった方でも、債務の問題を解決するための糸口はきっと見つかります。円滑な債務整理を実現するために、弁護士として親身になってサポートいたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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