【借金を早く返すおすすめの方法9つ】返済継続が難しい場合の対処法もあわせて解説

借金を早く返す方法はある?返済継続が難しい場合の対処法もあわせて解説

借金の返済がいつまで経っても終わりません。借金を早く返す方法やコツはありますか?

高利率で算出される利息の負担額が大きいのが返済長期化の主な原因の1つです。返済シミュレーションを利用して完済までのプランを正確に把握した後は、家計に余裕があるタイミングで繰り上げ返済・一括返済すれば借金を早く返せます。

実は、返済期間が長くなり過ぎたせいで家計がかなり厳しいです。これ以上返済できないときはどうすれば良いでしょうか?

もはや借金を返すのが難しいのなら、債務整理を利用するのがおすすめです。特に、任意整理を利用すれば借金返済が長期化する原因である利息をカットしたうえで、返済可能なスケジュールを作り直せます。詳しくは弁護士までご相談ください。

消費者金融などの貸金業者からの借金では、借入れ時における金利条件が厳しい内容で設定されていることが多いので、重い利息負担が原因で返済が長期化しやすいという特徴があります。

そこで、返済が長期化して家計がひっ迫している債務者にとっては、繰り上げ返済・一括返済・適切な家計管理などの借金を早く返す方法を実践して、積極的に借金残債を減らすことが重要となります。

ただし、すでに返済が長期化している債務者の中には、家計状況がひっ迫しているせいでこれ以上借金を返すことができないという人も少なくはないでしょう。

もはや借金を返すことができないのなら、弁護士に相談をして債務整理を利用するのがおすすめです。

特に、任意整理を利用すれば、債務者を苦しめている原因の1つである利息の発生を抑えられるので、完済しやすい環境を整えられるでしょう。詳しくは、弁護士までご相談ください。

この記事でわかること
  • 借金を早く返す方法には、一括返済・繰り上げ返済・毎月の返済額の増額などの方法が考えられる。まずは適切に家計を管理したうえで完済までの道のりを明確化して、返済長期化の現状を整理しよう。
  • 借金の返済が長期化するのは、高利率で算出される利息が主な原因。毎月の返済額を抑えたままでは最終的に発生する利息額が膨れ上がるので、どんどん完済が遠ざかる。
  • すでに返済を継続するのが難しいのなら債務整理の利用を検討しよう。特に、任意整理を利用すれば債務者を悩ませている利息をカットできるので、最終的な返済負担をかなり圧縮できることも。

借金を早く返すおすすめの方法9つ

消費者金融などの貸金業者からの借入れ条件を前提にすると、債務者は年利率10%以上の高利率で算出される重い利息負担を強いられるのが一般的です。

このような重い利息負担を強いられたままでは借金の返済が長期化するだけなので、以下で紹介する方法を実践して、借金を早く返して返済地獄から抜け出せるようにしましょう。

  • 返済シミュレーションをして返済計画を把握する
  • 任意整理で将来利息をカットする
  • 家計を見直して支出を減らす
  • 収入を増やす
  • 毎月の返済額を増額して完済までの期間を短縮する
  • 高い利率の借金から返済する
  • 繰り上げ返済・一括返済を実践する
  • 返済方法を見直す
  • おまとめローンや低金利カードローンに借り換える

それでは、それぞれの借金を早く返す方法について見ていきましょう。

【借金を早く返す方法1】返済シミュレーションをして返済計画を把握する

借金を早く返すためには現状把握が最優先事項です。返済シミュレーションをして返済計画を把握しましょう。

ゴール・目標が見えれば完済までのモチベーションアップにもつながるうえ、繰り上げ返済の目安を見定めることもできますので、まずは客観的に現状分析と状況把握を行いましょう。

※ご自身の借金がどれだけ減らせるかは借金減額シミュレーターをご利用のうえご確認ください。

借入先や借金残高が分からないなら信用情報機関に問い合わせよう

借金の返済が長期化している債務者の中には、現在の債務状況を理解できていない人も多いはずです。

「どこから借りたか分からない」「いくら借りたか忘れてしまった」のであれば、以下の3つの方法を利用すれば、現在の自分の借金状況が把握できます。

  • ①借入れ先の会員専用HPをチェック
  • ②貸金業者のコールセンターに問い合わせ
  • ③信用情報機関に開示請求

債権者がどこか分かっているのなら、借入れ先の会員専用HPやコールセンターを利用して、現在の借金返済状況を確認することができます。

ただし、複数の貸金業者を自転車操業状態で利用しているという債務者の中には、どこからの借金が残っているのか分からないという人もいるはずです。

自分がどこから借金をしているか分からない場合には、信用情報機関信用情報機関とは、人々のクレジットカードの利用状況、ローン・借金の情報、年収や勤続年数などの属性に関するデータを管理する機関です。貸金業者などの金融機関は、KSC・JICC・CICのいずれかの機関に加盟しているので、信用情報機関に照会すれば借金状況が分かる仕組みになっています。に開示請求をすれば自分の抱えている借金について教えてもらえるので、できるだけ早期にご活用ください。

信用情報機関に開示請求をする際には、以下のように、開示請求方法や手数料について規定があるので、リンク先よりご確認ください。

信用情報機関 加盟業種 開示請求方法及び手数料
全国銀行個人信用情報センター
(KSC)
・銀行系
・日本学生支援機構
・郵送(1,000円)
日本信用情報機構
(JICC)
・消費者金融系
・クレジットカード
・ネット、郵送(1,000円)
・窓口(500円)
株式会社シー・アイ・シー
(CIC)
・信販系
・クレジットカード
・携帯電話
・ネット、郵送(1,000円)
・窓口(500円)

→KCS公式サイトはこちら
→JICC公式サイトはこちらから
→CIC公式サイトはこちら

【借金を早く返す方法2】任意整理で将来利息をカットする

任意整理を利用すると、借金を早く返すことができます。

なぜなら、任意整理を利用すれば今後発生する利息・遅延損害金の発生を抑えられる可能性が高く、借金の元本残債の返済だけで良くなるからです。

このまま任意整理を利用せずに今まで通りの返済を継続すると、発生し続ける高利率で計算される利息を支払い続けなければいけないので、いつまでも元本は減らず、完済が遠ざかるばかりです。

他方、任意整理を利用すれば、債権者と直接交渉をして、3年から5年で完済を目指せる返済スケジュールを作り直すことができます。

借金問題に強い弁護士に依頼をすれば、債務者が抱えている借金状況を客観的に分析したうえで、任意整理後に無理なく完済を目指せるようなスケジューリングを債権者と交渉してくれるので、現在の返済計画の見直しも含めてどうぞお気軽にご相談ください。

※任意整理については「任意整理で月返済額を約1/2に!財産を残せて家族にバレずに手続きできる」で詳しく解説しています。いろいろなメリットが得られる債務整理手続きなので、ぜひご参考ください。

【借金を早く返す方法3】家計を見直して支出を減らす

借金を早く返す方法として考えられるのが、家計を見直して支出を減らすことです。

家計を見直して無駄な支出を減らせば、毎月の返済額を無理なく用意できるようになるので、滞納して余分に遅延損害金がかかったり、他社からの借入れによってさらに返済期間が延長されたりすることがなくなるからです。

例えば、以下のように項目ごとに分けた家計簿を作成して、無駄な項目・節約できる項目をピックアップしていきましょう。

家計の支出項目 支出額(1ヶ月)
家賃 10万円
食費 3万円
水道代・光熱費 2万円
携帯代、通信費 2万円
生命保険料等 2万円
交際費 3万円
雑費 4万円
支出合計額 26万円

例えば、携帯料金が高すぎると感じるのなら”格安機種に乗り換える””プランを見直す”などの方法が考えられますし、”不必要な保険を解約する”とその分家計に余裕が出ます。

毎月の支出額を紙に書き出せば見てすぐに”無駄”が分かるので、借金を早く返すためにさっそく実践してみましょう。

また、スマホ決済やカード決済を上手に活用すれば、日用品などの買い物でもポイント還元率の優遇を受けられたり、お得な割引サービスを利用できたりします。

ネットなどの情報をチェックして、日々の生活に取り入れられるサービスは積極的にご活用ください。

【借金を早く返す方法4】収入を増やす

借金を早く返したいのなら、収入を増やして返済しやすい家計環境を作る方法が考えられます。

例えば、副業・スキルアップ・転職などの方法で現状よりも収入が増えるのなら、無理のない範囲で実践すれば完済が近づく可能性もあるでしょう。

【借金を早く返す方法5】毎月の返済額を増額して完済までの期間を短縮する

毎月の返済額を増額すれば完済までの期間を短縮できるので借金を早く返せます。

もちろん、いきなり現在の返済額を増額するのは簡単ではないでしょうから、家計を適切に管理してある程度借金返済額を作る余裕が生まれた状況で実践するのがおすすめです。

例えば、消費者金融から年利15%の条件で100万円を借金しているケースで、①毎月2万円の返済を継続した場合と、②毎月の返済額を2万円から5万円に増額した場合、を比較してみましょう。

毎月の返済額 返済期間 完済までに発生した利息総額 最終的な返済総額
①月2万円 79ヶ月 約58万円 約158万円
②月5万円 24ヶ月 約16万円 約116万円

※借入れ条件によって返済期間等の詳細は異なるので、ご自身の契約条件で返済シミュレーションをご確認ください。

ここから分かるように、毎月の返済額を増額するだけで、「返済期間が短縮できる」「利息負担額を抑えられる」という二つのメリットが得られます。

特に、「毎月無理なく返済したいから」という考えから100万円の借金に対して月2万円の返済しか行わなければ、利息だけで60万円近くの金額を余分に支払うことになってしまいます。

したがって、毎月の返済額を増額するだけで、借金を早く返せるだけでなく、債務者が負担する返済総額も大幅に軽減できるので、家計収支を考慮したうえで毎月の返済額を見直すようにしてください。

【借金を早く返す方法6】高い利率の借金から返済する

現在、多重債務多重債務とは、複数の債権者から借金をしている状態のこと。返済窓口や支払い期日が増えるので返済スケジュールの管理が難しいので、早期の解決が必要。状態に陥っているのなら、高い利率の借金を優先的に返済すれば完済が近づきます。

なぜなら、高利率条件の借金ほど債務者が負担しなければいけない利息額が増えるので、高利率条件の借金を優先的に返済すれば債務者に生じる利息負担が軽減できるからです。

例えば、【A社から年利率15%で100万円を借金】【B社から年利率5%で100万円を借金】しているケースについて考えてみましょう。

仮に毎月10万円分返済に充てられるのなら、B社に対する返済額を低額に抑えたうえで、A社に対する返済額を増額するのがおすすめです。

なぜなら、「返済負担の小さいB社の方が返しやすそう」という勘違いからB社に優先的に返済してしまうと、B社に返済を集中している間に放置されているA社の借金がどんどん膨らんでしまうからです。

したがって、現在複数の貸金業者からの借入れで困っている債務者は、各社の返済条件を整理したうえで高い利率条件のものから優先的に返済すれば完済が近づくことになります。

【借金を早く返す方法7】繰り上げ返済・一括返済を実践する

借金を早く返すためには、家計に余裕があるタイミングで繰り上げ返済・一括返済をするのがおすすめです。

なぜなら、毎月の返済額とは別に借金残債を積極的に減らせるので、返済期間が短縮化されるだけではなく、債務者が負担することになる将来利息の発生も軽減できるからです。

  • 繰り上げ返済:毎月の返済額に加えて、次月分以降の一定額の借金を繰り上げて返済すること。
  • 一括返済:借金の残債を一括で完済すること。

一括返済をすれば、その時点で借金は完済できますし、一括返済をしなかった場合に発生していたはずの利息負担を回避できます。

また、一括返済が難しいという場合でも、繰り上げ返済をすればその分だけでも完済は近付きますし、将来利息も軽減可能です。

したがって、借金を早く返すために家計を見直したところ想像以上に節約できたという場合や、ボーナスが入った場合などのタイミングで一括返済・繰り上げ返済をすれば借金を早く返すことができるので、無理のない範囲でご検討ください。

ただし、繰り上げ返済の最低額については各社ごとに条件・ルールが定められているので、まずは契約書等を確認しましょう。

【借金を早く返す方法8】返済方法を見直す

借金を早く返す方法として、現在の返済方法の見直しが考えられます。

具体的には、リボ払いを止める分割払いの支払い回数を少なくする、という方法です。

リボ払いとはカード利用額にかかわらず毎月の返済額が一定になるという決済方法、分割払いはカード利用額を指定した回数にて分割で支払うという決済方法です。

メリット デメリット
リボ払い ・毎月の返済額が明確
・家計管理をしやすい
・高い利率条件(15%程度)
・支払いが長期化する
・利用額の把握が難しい
分割払い ・毎月の返済額が明確
・家計管理をしやすい
・分割回数が増えるほど利率が高くなる
・支払いが長期化しやすい

もちろん、一括払いをできない家計状況の場合には、時としてリボ払い・分割払いを利用せざるを得ないということもあるでしょう。

しかし、一括払いでは利息は発生しないのに対して、リボ払い・分割払いでは利用額以外に利息の負担が生じるので、必然的に返済期間は長期化し、債務者の負担は重くなります。

したがって、家計に余裕があるタイミングで支払い方法を見直して、リボ払いを止めるか、分割条件を変更することによって、支払い期間を短くするのがおすすめです。

【借金を早く返す方法9】おまとめローンや低金利カードローンに借り換える

借金を早く返すには、おまとめローンや低金利カードローンに借り換えるという方法も考えられます。

例えば、現在複数の高金利条件での借金を抱えているような状況において、低金利カードローンに借り換えたうえで積極的に繰り上げ返済を実行していけば、確かに返済期間を短縮できる可能性はあります。

しかし、借り換えの際に毎月の返済額を減額すると返済期間が長期化して最終的な利息総額が増えることになりかねません。

したがって、おまとめローンや低金利カードローンに借り換える場合には、事前に返済シミュレーションを実施したうえで、完済までの期間や利息総額をチェックしておくのがポイントとなります。

メリット デメリット
おまとめローン ・借金を一本化できる
・返済管理が楽になる
・家計に合わせた返済額を指定できる
・厳しい審査がある
・返済が長期化する可能性あり
・利息負担が増える可能性あり

もはや借金返済ができない場合は弁護士に債務整理を相談しよう

借金を早く返すために借金状況・家計収支を見直した結果、もはや完済を目指すのは難しいことが判明する債務者もいるでしょう。

「これ以上節約するのは難しい」「完済まで何年も持ちこたえる余裕はない」「病気・怪我のせいで収入が減ってしまった」などの理由で借金の返済継続が難しいのであれば、弁護士に債務整理を相談してください。

なぜなら、債務整理を弁護士に相談すれば、次の3つのメリットが得られるからです。

  • 債務整理を利用すれば現在の返済状況を根本的に見直せる
  • 弁護士に債務整理を依頼すればすぐに返済督促が止まる
  • 弁護士は過払い金の有無もチェックしてくれるのでお金が戻ってくる可能性もある

それでは、借金問題の専門家である弁護士に相談するメリットについて、それぞれ見ていきましょう。

債務整理を利用すれば現在の返済状況を根本的に見直せる

債務整理なら長期化している現在の返済状況を根本的に改善できますし、弁護士に債務整理を依頼すれば債務者に適した債務整理手続きを選択してくれます。

債務整理には、以下の3つの手続きがあり、どの手続きを利用するかによって得られる効果・発生するデメリットが異なります。

  • 利息をカットして月々の返済負担を減らせる任意整理
  • 大幅な借金減額効果を期待できる個人再生
  • 借金返済義務を帳消しにできる自己破産

借金減額効果だけに注目すると自己破産のメリットが大きいようにも思えるかもしれませんが、どの債務整理手続きにも独自の特徴があるので、各手続きの内容を精査したうえで「債務者にとって適切な手続き」を選択する必要があります。

以下では各債務整理手続きの特徴について概略するので、これらを参考にしたうえで、弁護士の判断を仰ぐのがおすすめです。それでは、各手続きについて見ていきましょう。

利息をカットして月々の返済負担を減らせる任意整理

任意整理とは、債権者と直接交渉をして、今後の返済計画を作り直す債務整理手続きのことです。

債権者との交渉によって作られる任意整理計画案の中では、将来発生する利息・遅延損害金のカットが内容に含まれるので、債務者の借金状況次第では返済負担を約1/2にまで圧縮できる可能性があります。

ただし、他の債務整理手続きと比較すると減額効果が弱いですし、裁判所を利用しない手続きである以上債権者の合意を得られなければ失敗に終わるだけです。

したがって、任意整理の実績がある弁護士に交渉を任せて、スムーズに債権者の合意を得るのがポイントとなります。

任意整理のメリット 任意整理のデメリット
・利息、遅延損害金をカットできる
・債権者と自由に交渉できる
・整理対象の借金を自由に選べる
・連帯保証人への迷惑を回避できる
・家族に知られずに進めやすい
・借金減額効果が比較的弱い
・債権者の同意が必要
・原則一定の収入が必要

任意整理に関する詳しい解説は、「任意整理で月返済額を約1/2に!財産を残せて家族にバレずに手続きできる」を参考にしてください。

大幅な借金減額効果を期待できる個人再生

個人再生とは、裁判所を利用して借金総額の減額を狙う債務整理手続きです。

任意整理とは異なり、利息・遅延損害金に加えて借金元本の減額をできるというメリットがあります。

その反面、個人再生が認可されるための要件は厳しく複雑で、また、裁判所から求められる手続きも煩雑なので、債務者本人が手続きを完遂するのはハードルが高いと考えられます。

したがって、個人再生による借金改善を希望するのなら、ぜひ弁護士までご相談ください。

個人再生のメリット 個人再生のデメリット
・任意整理以上の借金減額効果あり
・借金元本も減額できる
・住宅ローン返済中の自宅を手元に残せる
・要件、手続きが厳しい
・ある程度の収入が必須

個人再生については、「借金を1/5に減額し住宅も残せる個人再生とは?メリット・デメリットや詳しい手続きについて解説」で詳しく解説しています。あわせてご確認ください。

借金返済義務を帳消しにできる自己破産

自己破産とは、裁判所を利用して借金返済義務を帳消しにする債務整理手続きです。

個人再生・任意整理では手続き後も3年から5年の期間返済を継続する必要がありますが、自己破産で免責許可決定が認められたら借金返済義務がなくなるので、借金から完全に解放された状態で生活再建を目指すことができます。

他方、これだけ大きなメリットが得られる反面、財産処分・破産手続き中の各種制限・借金の原因の制限など、いくつかのデメリットやハードルをクリアする必要があります。

「どんなデメリットがあっても借金をなくしたい」のなら自己破産はおすすめの方法ですが、「できれば借金をゼロにしたいけれど財産が処分されるのは困る」という人には自己破産はおすすめではありません

弁護士に相談すれば債務者の状況や希望に沿って自己破産が適切か否かを判断してくれるので、ぜひご相談ください。

自己破産のメリット 自己破産のデメリット
・借金が帳消しになる
・無職でも利用できる
自由財産自由財産とは、自己破産を利用しても手元に残せる財産のことです。すべての財産を取り上げると債務者の生活再建が困難になるので、手続き後の生活再建への配慮から、最低限必要と考えられる一定の財産は手元に残せるとされています。は手元に残せる
裁量免責裁量免責とは、免責不許可事由がある場合でも担当裁判官の判断で免責が認められるという制度です。債務者の反省の態度、自己破産後のフォロー体制などを総合的に考慮して可否が決せられます。という救済措置がある
・ほどんどの財産が処分される
・所有する自宅は手元に残せない
・免責されない債権もある(非免責債権非免責債権とは、自己破産を利用しても免責されない債権のことです。養育費や一定の損害賠償請求、税金などが含まれます。
・ギャンブルが原因だと免責されない可能性あり(免責不許可事由免責不許可事由とは、破産者について一定の事由がある場合に免責が認められないというものです。借金の原因がギャンブル、財産の隠匿などがこれに当たります。
・手続き中は職業制限を受ける仕事や資格がある
・手続き中は移動制限を受ける
・手続き中は郵便物をチェックされる

他の債務整理手続きと比較しても、自己破産で生じるデメリットの範囲はかなり広いです。

手続き中に仕事ができなくなると困る、残したい財産がある、クレジットカード現金化を行ってしまったなどの債務者それぞれの事情を総合的に考慮する必要があるので、ぜひ弁護士にご相談ください。

なお、自己破産については、「借金をゼロにできる自己破産とは?必要以上に恐れず、正しい知識を身につけよう」でさらに詳しく解説しています。あわせてご確認ください。

弁護士に債務整理を依頼すればすぐに返済督促が止まる

弁護士に債務整理を依頼すれば、貸金業者などの債権者からの返済督促がすぐに止まるというメリットが生じます。

なぜなら、債務整理の依頼を受けた弁護士は債権者に対して受任通知を送付し、受任通知の送付を受けた債権者はそれ以降の一切の取り立て行為を禁止されるからです。

借金の返済が長期化している債務者の中には、たびたび支払い日を落として債権者からの電話・郵送物・自宅訪問などの取り立て行為にストレスを感じているという人もいるでしょう。

弁護士に債務整理を依頼するだけで債権者側からのプレッシャーから完全に解放されるので、ストレスのない状況で今後の生活再建準備を始めたいという方はぜひご検討ください。

※弁護士が送付する受任通知については、「債務整理をすると借金の督促が止まるって本当?受任通知の効力について解説」で詳しく解説しています。あわせてご参考ください。

弁護士は過払い金の有無もチェックしてくれるのでお金が戻ってくる可能性もある

借金問題を弁護士に相談すれば過払い金の有無もチェックしてくれるので、借金の残債が減額されるだけではんかう、場合によってはお金が戻ってくる可能性もあります。

過払い金とは、利息制限法で定められている上限金利ルールに違反する返済条件に基づいて支払い過ぎた利息のことです。

以下のように、借入れ金額に応じて上限金利が定められているので、この条件を超えて支払い続けた利息は取り返すことができます。

  • 借入額10万円未満:上限金利20%
  • 借入額10万円以上100万円未満:上限金利18%
  • 借入額100万円以上:上限金利15%

返済が長期化している債務者の中には、かなり前の金銭消費貸借契約の条件に未だに縛られているという場合もあるでしょうし、債務者に無理な条件を強要する中小消費者金融への返済が続いているという場合もあるでしょう。

弁護士に相談すれば債務者個人の返済履歴を取り寄せて確認することもできるので、過払い金分だけ借金残債を減額できる過払い金が高額ならお金が戻ってくる可能性もあります。

以上のように、借金問題について総合的な知見を有する弁護士に任せれば、債務整理・過払い金・悪質な闇金対応などを含めて網羅的な解決を目指すことができるので、どうぞお気軽にご相談ください。

借金を早く返す方法に関するQ&A

借金を早く返す方法には何がありますか?

まずは借金状況を正確に把握しましょう。家計を節約しながら、繰り上げ返済・一括返済・毎月の返済額の増額をすれば、完済までのスケジュールを前倒しできます。

いつまでも借金の返済が終わらないのはなぜですか?

原因は債務者ごとに異なりますが、大きな理由として考えられるのが「利息」です。貸金業者からの借金は高利率で計算されるので、返済が長期化するほど利息負担が重くなり、いつまでも完済できないという悪循環に陥ります。

これ以上返済を続けられません。どうすれば良いですか?

返済が長期化するほど家計の負担が重くなるので完済できないのは当然です。弁護士に相談すれば状況に即した適切な債務整理手続きを提案してくれるので、まずはご相談ください。

どこから借入れをしたのか忘れてしまいました。

信用情報機関に開示請求をすれば現在の借金情報がすべて分かります。また、もし将来的に弁護士に債務整理を依頼するつもりなら、弁護士が調べてくれるので任せてしまいましょう。

まとめ

借金を早く返す方法を実践する際には、返済シミュレーションを利用して完済までの道のりを把握するのが出発点です。

完済を目指せそうなら、家計をしっかりと管理したうえで、節約して支出を抑える・家計に余裕があるときに繰り上げ返済・利息発生を軽減できる返済方法に変更する、という形で、借金を早く返す方法を実践していきましょう。

他方、どうしても完済を目指すのが難しいのなら、できるだけ早期に弁護士に相談するのがおすすめです。

弁護士に相談すれば、任意整理・個人再生・自己破産の中から、債務者が生活再建しやすい手続きを選択してくれるからです。

相談料や弁護士費用についても丁寧に対応してくれるので、どうぞお気軽にご相談ください。

阿部 由羅
監修者

重すぎる債務は、生活を大きく圧迫するだけでなく、精神的にも大きな負担となってしまいます。完済の見込みがつかない借金を返し続けるよりも、一度債務整理を行い、経済的にも心理的にも新たにスタートを切ってみてはいかがでしょうか。
債務整理を行う際には、債務者の方のご状況やニーズに合わせた手続きの選択や対応が必要になります。困難な状況に陥ってしまった方でも、債務の問題を解決するための糸口はきっと見つかります。円滑な債務整理を実現するために、弁護士として親身になってサポートいたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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