借金は一発逆転で解決できない!解決するなら債務整理を検討しよう!

借金は一発逆転で解決できない!解決するなら債務整理を検討しよう!

多額の借金があり、返済に困っています。何か一発逆転で解決できる方法はないでしょうか?

借金問題を一発逆転で解決できる方法はありません。例えば、インターネットでよく見かけるFXなどの方法で一攫千金することはほぼ不可能です。

なるほど。では他に解決する方法はないのでしょうか?

借金問題を解決するなら債務整理がおすすめです。借金の減額や返済の免除など、借金額や支払い能力に応じた手続き方法があるため、債務整理を行えば借金問題は解決できます。

ただしどの方法もデメリットがあるため、債務整理後の生活のたて直しには努力が必要になります。生活をたて直すことができたのなら、努力次第で逆転することも可能です。

上記のように多額の借金を抱えてギャンブルやFXなどで、一発逆転しようと考えている方は珍しくありません。

実際にFXやギャンブルで一攫千金を狙って、さらに借金を抱えてしまった方も多いです。

では、借金を一発逆転して解決する方法はないのでしょうか?

結論を述べると借金を一発逆転して解決できることは、ほとんどありません。

一発逆転がまったくないわけではありませんが、どの方法もギャンブルになるため、ほとんどの人が一攫千金できずに大損してしまいます。

そのため基本的に借金問題を解決するための対処法は地道に借金を返済するか、債務整理を行うかしか方法がありません。

特に自力で返済出来ない状況になってしまっている方は、債務整理を選択するのが最適です。

しかし債務整理は借金の減額や返済の免除ができる一方で、デメリットも多いため注意しなければいけません。

手続きによってデメリットが異なるため、自分の支払い能力に見合った手続き方法を選択することが重要です。

このためこの記事では、一発逆転を狙うリスクや債務整理の手続き方法ごとの特徴について詳しく解説しています。

最後まで読んで借金問題を解決するための参考にしてみてください。

この記事でわかること
  • 借金問題を一発逆転で解決できる方法は基本的にない。
  • FXやギャンブル、儲け話で一攫千金を狙うと損をする可能性が高い。
  • 任意整理は自己破産や個人再生よりもデメリットが少ない。
  • 個人再生は自宅を守りながら借金を大幅に減額できる方法で、一定以上の資産を持てないなどのデメリットがある。
  • 自己破産は債務整理の手続き方法の中で最もデメリットとメリットが大きい。
  • 過払い金があった場合、過払い金請求をすることで借金が完済できる可能性がある。

借金問題は基本的に一発逆転で解決する方法はない

一発逆転をして借金生活から脱出できることは、ほとんどありません。

ネット上に多く見られる一発逆転の方法には、FXや宝くじ、ギャンブルなどがありますが、勝てる可能性は非常に低いものばかりです。

そのため一発逆転を狙って上記のような方法に投資をしても、資金がなくなる可能性のほうが高いといえます。

借金問題を解決するためには、一発逆転を狙うのではなく、堅実に返済していくほうが解決できる可能性が高いです。

FXで借金問題を解決するのは非常に難しい

インターネットやSNS上には、FXで一攫千金に成功したという話をよく見かけます。

このような話はほとんどの場合がビギナーズラックによって勝てたものか、本当に勉強や経験をしてある程度のやり方を身につけた人が多額の資金を使って儲けているかのどちらかです。

そのため基本的に初心者の方が、少ない資金から一攫千金をできる可能性は限りなくゼロに近いといえます。

FXは基本的に通貨が上がるか、下がるのかの2通りしかありません。

つまり知識がない人がFXをやると、2分の1のギャンブルをし続けることになります。

このギャンブルに勝ち続けることは、有名なトレーダーであっても不可能です。

また、FXは自動トレードやノウハウを販売している情報商材もよく見かけます。

これらの情報商材を購入しても投資であるため、当然リスクが存在し必ず勝てるわけではありません。

むしろ詐欺的な商材が多いのが現実です。

このようにFXで一発逆転を狙っている人は、さらに資金を無くしてしまって、借金地獄に落ちる可能性が非常に高いです。

ですから、FXで借金問題を解決しようと考えるのはおすすめ出来ません。

競馬や競艇などで借金を返済できる可能性は低い

競馬や競艇、競輪などのギャンブルは当たれば返済できる可能性もあるかもしれませんが、そもそも当たる可能性は低いです。

また、少ない資金から一発逆転できるような掛け率(オッズ)で勝つのは奇跡的な運が必要になります。

ギャンブルで儲けるためにはある程度の資金が必要になるため、そもそも資金がなければ一発逆転を狙うことも出来ません。

したがって、ギャンブルで一発逆転して借金問題の解決を狙うのは、ほぼ不可能といえます。

一発逆転できるという美味しい話は騙される可能性も高くリスクがある

インターネット上で、「一発逆転 借金」などで検索すると、「借金を貯金に変える方法」といった情報商材を販売しているサイトなどをよく見かけます。

このようなお金が稼げるといった美味しい話をチャンスだと思って飛びついて、高い金額を払い情報商材を購入しても、資金を増やすどころか無くしてしまう場合がほとんどです。

一発逆転して借金が一気になくなるような美味しい話は、騙されている可能性が高いのでおすすめ出来ません。

借金に苦しんでいるなら債務整理がおすすめ

前述したように借金問題を一発逆転で解決することはできません。

しかし債務整理などの方法で、借金問題を解決することは可能です。

人生を逆転するためにも債務整理などの方法を用いて、借金問題を解決するようにしてください。

借金問題を解決する方法は以下の4つです。

  • 返済能力があるならデメリットが少ない任意整理がおすすめ
  •  返済能力がないなら大幅に減額できる個人再生がおすすめ
  •  借金が多額の場合は自己破産をする
  •  カードローンなどの多重債務の場合は過払い金請求を検討してみる

それぞれについて説明していきます。

返済能力があるならデメリットが少ない任意整理がおすすめ

安定した収入があり返済シミュレーションをした際に元金の返済計画が立てられるなら、任意整理をおすすめします。

一般的には任意整理後の返済期間は、3〜5年間で設定されることが多いので、3〜5年程度の期間で返済できる収入があるかどうかが任意整理で解決できるかどうかの基準です。

ただしこの基準はあくまで一般的なもので債務者の考え方次第で、返済期間は異なるので注意する必要があります。

なお、任意整理については【任意整理のメリット・デメリット】手軽な費用で財産を処分されずに減額可能!元本が残ることには注意で詳しく解説しています。

任意整理は債権者と交渉することで返済条件を変更してもらう手続き

任意整理は債権者と交渉して利息カットや支払い期間の延長、元金の減額などをもとめる手続きのことです。

そのため債権者と和解が成立しなければ任意整理を行うことはできないため、債権者に納得してもらえる返済計画を組んで提案することが重要なポイントになります。

したがって、この返済計画は現実的でなければ意味がないので、生活をしながら返済できる条件を提示することが重要です。

また、いくら現実的な計画だからといって返済期間が非常に長期になる案や、借金の元金を大幅に減額する案を提案しては和解してもらいにくくなります。

債権者が納得しづらい条件でしか返済出来ない場合は、他の債務整理の方法も検討するようにしてください。

ちなみに任意整理の手続きは自身で行うことも可能ですが、返済計画の立案や債権者の交渉、任意整理の手続きなどを自身で行うことは非常に難しいです。

そのため債務整理に強い法律事務所や弁護士に依頼をすることを強くおすすめします。

任意整理は自己破産や個人再生よりもデメリットが少ない

任意整理は裁判の手続きが必要ないため家族にバレにくく、自己破産のように資格制限がないため、他の債務整理よりもデメリットが少ない債務整理手続きです。

とはいえデメリットがないわけではありません。

主なデメリットは以下になるので、確認するようにしてください。

  •  借金の支払いは免除されない
  •  債権者との和解が必要
  •  信用情報機関(ブラックリスト)に5年間記載されるため、金融機関のローンの審査に通らなくなる

上記のように他の債務整理手続きと比較してデメリットは小さいですが、決して軽くはありません。

しかし借金を大きく軽減する効果はあるため、借金の返済に困っていて尚且つ安定した支払い能力があるなら任意整理を選ぶようにしてください。

任意整理で解決できないなら大幅に減額できる個人再生がおすすめ

安定した収入がなく、5年以内に借金を返済する計画が立てられないなら、個人再生をおすすめします。

個人再生は借金を大幅に減額できる債務整理の手続きです。

減額できる金額は5分の1〜10分の1程度の減額が期待でき、自己破産のようにほとんどの資産を処分する必要はありません。

最低弁済額または総資産額分の弁済することで手元に財産を残したまま手続きが可能です。

さらに個人再生は自己破産と違ってギャンブルなどの借金でも減額出来ます。

個人再生はこのような特徴を持っているため、任意整理で借金問題を解決できない場合は検討するようにしてください。

なお、個人再生については借金を1/5に減額し住宅も残せる個人再生とは?メリット・デメリットや詳しい手続きについて解説でも分かりやすく説明してあるので、あわせて参照ください。

住宅を残して債務整理をしたいなら個人再生を利用する

個人再生の特徴の1つに「住宅ローン特則」という制度があります。

この制度を利用することで住宅ローンの残高を整理対象から外すことができるため、自宅を守ったまま借金の大幅な減額が可能です。

この制度は生活の基盤である住宅を手元に残すことによって、個人再生後の経済的な建て直しを短期間にすることが目的で設けられています。

ただし住宅ローン特則を利用するためには要件を満たす必要があるので、注意が必要です。

利用するための要件は以下になります。

  • 個人再生を行う本人が住宅の所有者であり、居住していること
  •  住宅ローンであること
  •  住宅の床面積の半分以上が住居用であること
  •  住宅ローン以外の抵当権が設定されていないこと
  •  保証会社の代位弁済から6ヶ月以上経過していないこと
  •  税金を滞納していないこと

上記の要件を満たしている場合は自宅を手放すことなく借金の大幅な減額が可能なので、多額の借金に困っていて尚且つ該当する方は個人再生がおすすめです。

個人再生は任意整理以上のデメリットがある

個人再生のデメリットは任意整理よりも多いですが、自己破産と比較すると資格制限がないなど少なくて済みます。

主な個人再生のデメリットは以下です。

  • 信用情報登録機関に5〜10年登録されるためクレジットカードやカードローン、銀行の融資などが利用できない
  •  一定以上の資産を持てない
  •  官報に掲載されるため周囲にバレるリスクがある
  •  手続きが複雑で書類も多いため、弁護士への依頼費用が高額

上記のようなデメリットがあるため、よく理解しておく必要があります。

理解したうえで、任意整理で借金が解決できない方や自己破産を利用できない方は、個人再生を選択するようにしてください。

借金を返済できる見込みがないなら自己破産をする

個人再生でも借金を返済できる可能性がないなら、自己破産を検討するようにしてください。

自己破産は手続きを行うことで借金の支払い義務がなくなります。

ただし、ギャンブルや浪費など「免責不許可事由」に該当する場合は自己破産ができません。

ちなみに免責不許可事由とは、自己破産の手続きが認可されない条件のことです。

自己破産は債務整理の手続きの中で最もメリット・デメリット共に大きい

自己破産は借金の返済を免除できるという非常に大きなメリットがある一方で、他の債務整理よりも大きなデメリットがあります。

主な自己破産のデメリットは以下です。

  • 信用情報登録機関に5〜10年登録される
  •  司法書士や保険募集員などの資格制限が生じる
  •  管財事件の場合は移動制限がある
  • 官報に掲載される
  •  99万円以下の現金などの必要最低限の財産しか手元に残すことができない

上記のデメリットの中でも資格制限については、一定期間資格制限に該当する弁護士や司法書士などの職業につけなくなり資格も失効するため職を失ってしまう可能性があります。

さらに破産管財人が財産の調査から債権者への配当までを行う手続きである管財事件の場合は、この手続きが終わるまで裁判所の許可なく居住地を離れることができません。

このように、自己破産には他の債務整理の手続きにはないデメリットがあるため、注意が必要です。

いくら借金が免責になるからといって、選択するべきではないケースは珍しくありません。

仮に他の債務整理手続きで借金問題を解決できるなら、他の方法を選ぶようにしてください。

なお、自己破産については以下の記事で詳しく解説しています。
借金を合法的に帳消しできる自己破産とは?デメリットを正確に理解して借金問題を解決しよう
自己破産するとどうなる?申請中の生活で制限がかかるものとやってはいけないことを詳しく解説
自己破産について詳しく知りたい方は、こちらを参考にしてみてください。

カードローンの場合は過払い金返還請求で解決できる可能性がある

カードローンや消費者金融などでグレーゾーン金利(年20%〜29.2%)にて契約した借金を返済していた場合は過払い金請求が出来ます。

特に2010年6月17日以前に借り入れを開始しているケースでは、過払い金が発生している可能性が高いです。

この過払い金によって残った借金が全額返済できた場合は、借金問題を解決することが出来ます。

一方で借金が残った場合は、債務整理を行ったことと同様の扱いになるため、信用情報機関へ登録されるので注意が必要です。

とはいえ過払い金請求を行うことで借金問題を解決できるケースもあるので、過払い金が発生している可能性がある方は一度弁護士に相談してみてください。

まとめ

大抵の場合、借金を一発逆転で解決できることはありません。

しかしFXやギャンブルなどで一攫千金を狙う人は多いです。

ほとんどの人は一攫千金を狙った結果、失敗をして大損をしています。

このような事態に陥らないためにも、借金問題を解決する方法を知っておくことが重要です。

その借金問題を解決する方法には、債務整理をおすすめします。

しかし、債務整理は手続きの方法によってデメリットが違うため、デメリットを理解したうえで自身の支払い能力に見合った方法を選択することが重要です。

ですからこの記事では、一発逆転を狙うリスクや債務整理の手続き方法ごとの特徴について詳しく解説してきました。

借金をして悩んでいるなら、この記事を参考にしていただけたら幸いです。

またこの記事を読んでもどうしても悩みが解決できない場合は、弁護士事務所に相談をしてみてください。

法律のプロである弁護士に相談することで、悩みを解消できるはずです。

この記事を書いた人

yonezawa

法学部を卒業後、大手建築会社に勤める。その後、大手コンサルタント会社に転職。これまでの経験で培った資格や経験を元にライターとして活動。不動産・建築・法律のような専門分野を「中学生でも分かる文章で伝える」を心掛けて執筆します。