クレジットカードの延滞ハガキが届いたらどうすればいい?対処法と無視したらどうなるかを解説

昨日、クレジットカードの代金が引落できなかったという延滞のハガキが届いたのですが、どうすれば良いのでしょうか?

すぐにハガキに記載されている連絡先に問い合わせ、いつまでなら入金できるか伝えるのがベストです。クレジットカード会社にはそれぞれ延滞の期限があり、それを過ぎると遅延損害金というお金が発生しますからね。

なるほど…。でも、当面支払えるお金が作れなさそうで…。

そういった場合でも、まずクレジットカード会社に問い合わせて現在の状況を伝えましょう。支払いの意志があると分かれば、少しは期日を融通してくれるかもしれません。

そういうものなのですね。でも、支払うお金を減らしてもらえるわけではないですよね?

そうですね。支払額の調達は、物を売ったり家族に借りるなどの手段がありますが、もしそれでも支払えない場合は、債務整理を検討しましょう。

債務整理?

はい、あなたの言うように、借金を減らせる法的な手続きです。

そうなんですね!本当に先が見えなくて困っていましたが、先生に相談して良かったです。まずはクレジットカード会社に連絡してから、難しそうなら債務整理を検討してみようと思います。

クレジットカードの延滞ハガキが届いたら、まずはすぐに支払えるかどうかにかかわらず、ハガキに記載の連絡先へ問い合わせましょう。

支払いのめどが立つ場合はいつまでなら払えるかを伝え、難しい場合は現在の状況を正直に伝えることが大切です。

くれぐれも、支払えないからといて借り逃げを試みたりしないようにしましょう。

支払いの意志がないと判断すると、クレジットカード会社は代金回収に向けて裁判を起こす準備をします。

最悪の場合、クレジットカードの代金と延滞により生じた損害金分の財産を、強制的に没収されてしまうことも。

もし支払いが難しい場合は、クレジットカード会社に連絡を入れた上で、財産を没収される前に債務整理を検討しましょう。

この記事でわかること
  • クレジットカード会社からの延滞ハガキは無視せずすぐ連絡
  • 延滞期限までに支払えば特にペナルティはなし
  • 場合によって延滞期限よりも長く待ってもらえる場合も
  • ハガキを無視しても督促は止まらず、最悪の場合財産を没収される
  • 支払えない場合は、早めに債務整理を検討すべき

クレジットカードの延滞ハガキが届いたら、無視せず記載の窓口にすぐ連絡

クレジットカード会社からの延滞ハガキを、無視するのはNGです。

すぐに記載の窓口へ連絡し、いつまでに払えるか、もしくは支払うのが難しいかを伝えましょう。

延滞が発生すると、最短で延滞1日目からカードの利用が一時的にできなくなる場合もあります。

もしハガキを無視し続けると、クレジットカードが利用できないだけでなく、延滞によって生じた損害金が支払いに上乗せされたり、最終的にはその分の金額に相当する財産を没収されたりなどといったリスクがあります。

さらにクレジットカード会社からの借り逃げはできないため、ハガキを無視することには何のメリットもありません。

一早く連絡して支払いと利用再開の予定を明確にするのがベストです。

クレジットカードの裏面にはクレジットカード会社の連絡先が書いてあるため、できればメールでなく電話で記載の連絡先に問い合わせましょう。

連絡して、こちらが誠実に支払う意思を伝えれば、支払期日を柔軟に譲歩してもらえたりする場合もあります。

支払える見込みがある場合は、いつまでに払えるかを伝える

クレジットカード会社に連絡する際、払える見込みがあるなら「いつまでに」支払えるのかを伝えましょう。

たとえば口座に入金しさえすればすぐにでも引き落しできるのか、それとも1週間以上のお金を工面する時間が必要なのか。

今払えなくても、少し猶予があれば払えるかもしれない場合はその旨を正直に伝えましょう。

クレジットカード会社から、代金回収に向けて強硬手段を取られないためにも、とにかくこちらに支払う意思があることを伝えるのが大切です。

延滞期限はクレジットカード会社によって異なる

クレジットカードには、それぞれ延滞期限と呼ばれる支払いの期限が設定されています。

延滞期限を過ぎると、遅延損害金と呼ばれる延滞によって生じたことへの損害賠償金が発生し、それも含めて支払う必要があるのです。

つまり基本的に、クレジットカード会社への支払いはできるだけ延滞期限内に行うことが重要。

たとえばJCBカードの延滞期限はおよそ30日です。

毎月10日の引き落としで支払えなかった場合は、すぐ電話して支払期日を相談することで、最大30日まで支払いを待ってもらえるケースが多いよう。

自分の持っているカードの延滞期限を知りたい場合は、インターネットで調べると良いでしょう。

利用規約にもいつから遅延損害金が発生するか記載されていますが、この記載はほとんどが延滞1日目からと厳しく書かれています。

実際は10日~30日待ってくれることもあるため、規約の内容は実際に延滞した人の口コミなどとあわせて、参考程度に見ておくと良いです。

延滞期限内に払えばペナルティはない

電話で決めた期限内、もしくは延滞期限内に支払えば、特にペナルティはありません。

引落を確認してから所定の日数が経つと、クレジットカードも今まで通り使えるようになります。

なお、延滞期限を超えると、カードが使えないばかりか遅延損害金の支払義務というペナルティが発生します。

クレジットカード会社はすぐに契約者を訴える訳ではない

クレジットカードを延滞すると、「訴えられてしまうかも」と不安になる方は多いでしょう。

しかし、1日や1週間の延滞で訴えられるようなことはほとんどありません。

クレジットカード会社は少しでも会員を多くキープして利益を上げるため、契約者とできるだけ友好な関係を築こうとするものです。

1度の延滞があってもすぐにこちらから連絡し、誠意ある対応をすれば支払期限を延ばしてもらえるなど、むしろ融通を利かせてくれます。

電話で怒られるようなことも、嫌味を言われるようなこともありません。

基本的には延滞した人に対しても、コールセンターのスタッフが丁寧に対応してくれるので、あまり身構えなくて良いでしょう。

ただし、これまで何度も延滞を繰り返している人や、長期間督促を無視した人に対しては、クレジットカード会社も早めに裁判の準備を始める可能性が高いです。

心当たりがある場合は、すぐにカード会社に連絡して事情を説明した上で、支払いをどうするか検討しましょう。

支払いがどうしても難しければ債務整理を検討

いくら電話で誠心誠意こちらの状況を伝えても、クレジットカード会社が待ってくれる期限には限度があります。

その期限までの支払いがどうしても難しい場合は、債務整理を検討しましょう。

債務整理とは、経済的に困窮している人の借金を減らし、生活を再建させるための法的手続きです。

クレジットカード会社に訴えられ、裁判所手動で財産を没収される強制執行がかけられると、それにはさからえません。

支払うべきクレジットカード代金と、今まで発生した遅延損害金に該当する財産が没収されます。

しかし、その前に債務整理をすれば最終的に支払う額を減らしたり、支払いそのものを免除することもできるのです。

もちろん債務整理には時間もお金もかかりますが、何もせず財産を没収されるよりはよほどお得な制度といえます。

なお、支払期日お金を集めるためには以下のような手段が考えられます。

  • 即日始められる日雇いバイトをする
  • 家にあるものを売る
  • 家族や友人にお金を借りる

これらを試してもなお、支払いが難しい場合は債務整理を検討しましょう。

借金の乗り越え方について詳しく知りたい方は、以下のリンクもご覧ください。

借金まみれで生活できないとどうなる?返済地獄から復活する方法と債務整理について解説

借金しないと支払えない場合も同様に債務整理を検討

クレジットカードの支払いをするために、借金をするのは絶対にやめましょう。

借金で一時的にクレジットカードの支払いはできても、今度は借金の返済に追われることになります。

借金を重ねるほど利息が増えていき、支払う額は雪だるま式に多くなっていくため、経済状況は悪化する一方です。

結局、支払いができなくなった時点で借入先から訴えられ、当初のクレジットカード代金よりも利息が上乗せされてさらに多額になった金額に相当する財産が没収されます。

つまりクレジットカードの代金を借金で支払うことは、強制執行を先延ばしにしているのと変わりません。

金融機関から借金をしなければ支払いできない場合も、債務整理を検討しましょう。

借金で人生に疲れたなら債務整理で心機一転再起を目指そう!借金で支配された生活から抜け出すための方法を紹介

クレジットカードの延滞ハガキを無視すると最終的に差し押さえされる

クレジットカードの延滞ハガキを無視しても、一般的にすぐ裁判を起こされることはありません。

しかし督促を無視し続ければ、最終的に裁判所から強制執行がかけられ、財産の差し押さえが行われることはまぬがれないでしょう。

その間にも、クレジットカード会社からの督促や、裁判を起こすサインは出ています。

ここからは、支払いの延滞からどのくらいの期間で何が起きるのか、詳しく見ていきましょう。

延滞から最短1日で利用停止

まず、延滞から最短1日でクレジットカードが利用できなくなります。

利用停止になる日数は、クレジットカード会社によって異なりますが、セゾンやJCBなど大手クレジットカード会社は延滞の翌日から利用停止することを原則としています。

そのため、基本的には延滞したらすぐクレジットカードが使えなくなると考えましょう。

利用停止になるとあらゆる支払いができなくなる

クレジットカードで公共料金や保険料などを支払っている場合、利用停止になると引き落としができなくなります。

すると、引き落としできなかった料金も延滞扱いとなり、督促状が来ることに。

クレジットカードが利用停止になった場合、できるだけクレジットカードの支払いを優先させたいところですが、支払いのめどが立たない場合は払えるものから消化していきましょう。

長く色々な支払いを無視していると、電気やガスが止められたり、スマホが解約されたりとさまざまなリスクがあります。

なお、クレジットカードの利用停止が解除されるのは、引落日から最短で4日後です。

延滞してすぐ信用情報に傷が付く場合もある

クレジットカードの支払いを延滞すると、利用停止だけでなく延滞した履歴が信用情報に載る場合もあります。

ただし、単純に誤って口座にお金を入れていなかったケースもあるため、1回の延滞履歴が他のクレジットカードや借り入れの審査に影響が及ぶケースは少ないです。

しかし、これまでに何度も延滞していると他のカード作成時や借り入れ時に影響が出る場合もあります。

心当たりのある人は、延滞1日目からブラックリストに載った状態と同様になると考えておきましょう。

遅延損害金が発生する

クレジットカード会社所定の延滞日数が経つと、遅延損害金が発生します。

遅延損害金とは、支払いの延滞でクレジットカード会社が被る損害を補填するための損害賠償金で、上限は年14.6%と定められています。

なお遅延損害金の計算式は以下のとおりです。

遅延損害金=支払額×遅延損害金利率÷365×延滞日数

10万円の支払いを1月延滞した場合、遅延損害金の割合を上限の14.6%とすると、計算式は以下のとおり。

10万円×14.6%÷365×30日=1200円

1200円というと少なく感じるかもしれませんが、支払額が大きく延滞期間が伸びるほどこの額は大きくなります。

延滞ハガキを無視するということは、この遅延損害金を自ら増やしているのと変わりません。

そのため、できるだけ早くクレジットカード会社に連絡することが大切なのです。

最悪の場合、遅延損害金も含めて一括支払いしなければならない場合もあります。

督促がより厳しくなる

延滞の督促ハガキで反応がない場合、クレジットカード会社はより督促を厳しくします。

ヤミ金のように怒鳴り込んでくるようなことはありませんが、何度も電話をかけてきたり、郵送による督促の手紙が増えたりなど、精神的負担になる督促が続きます。

場合によっては家に訪問して来たり、電報を打ったりするクレジットカード会社まであるようです。

ブラックリストに載る

延滞から2ヶ月を過ぎたころ、ブラックリストに載ります。

ブラックリストに載るということは、自分の信用情報に傷が付くということです。

信用情報とは、信用情報機関が管理する個人の支払いや借り入れ状況を記した情報のこと。

それにクレジットカードの延滞履歴が載ることで、他のクレジットカード審査や借入審査、ローンを組む際などに不利になってしまいます。

ブラックリストから外れるまでは、最短でも5年。

その間は、新たな借り入れやカードの作成、ローンで家や車を買うことは難しいと考えましょう。

なお、クレジットカード会社によって掲載のタイミングは異なります。

延滞から1~3ヶ月で強制解約される

一般的に、延滞から1~3ヶ月経つとクレジットカードを強制解約されます。

強制解約とは、こちらが解約の手続きをしなくてもクレジットカード会社主導でカード会員から外されることを指します。

強制解約されると、そのクレジットカードを使って支払っていた料金が払えなくなるほか、日常生活においてもカードが使えず非常に不便です。

カードで払っていた公共料金や保険料、家賃などはすべてコンビニ振り込みや銀行振り込みといった支払い方法に切り替えなければなりません。

それどころか、強制解約されるともし代金と遅延損害金をすべて支払っても、今後そのカードは使えなくなります。

なお、この時点で多くの場合はブラックリストにも掲載されているため、新たにカードを作ったりすることも難しいでしょう。

他のカードを持っている場合は、継続して使い続けられる可能性はありますが、他にカードを持っていない方はカードを使わず現金での生活になります。

また、延滞を過去に何度も繰り返している場合、延滞期間が1月に満たなくても強制解約される場合もあるため注意しましょう。

裁判を起こされる

延滞から2ヶ月が過ぎたころ、クレジットカード会社は裁判の準備を始めます。

そのサインとなるのが、内容証明郵便です。

内容証明郵便とは、郵便物の内容を郵便局が確認した上で、本人宛に届く郵便のこと。

この内容証明郵便に記載の期限内に支払いができなければ、クレジットカード会社は裁判を起こします。

内容証明郵便で一括請求される

内容証明郵便の内容は、一般的に延滞の事実を知らせる文章と、遅延損害金も含めて、期限内に一括支払せよ、というものです。

当然、今まで支払えなかったものを損害金付きで一括払いできるわけがない、という方がほとんどでしょう。

ただし今まで督促を無視していた場合、この時点でクレジットカード会社に連絡すればまだ最悪の事態を免れられる可能性はあります。

たとえば連絡したところ、一括でなく分割での支払いに応じてもらえた例も。

ただし内容証明郵便を送るということは、クレジットカード会社が裁判の準備をしているということと考えましょう。

内容証明は延滞と督促の事実を裁判所に証明するために有効な書類なので、裁判を起こされて財産を差し押さえされる日は近いと考えましょう。

この時点で支払いに全くめどが立たないなら、すぐにでも債務整理を検討すべきです。

強制執行がかけられ財産が差し押さえされる

内容証明郵便も無視すると、クレジットカード会社は代金を回収するため、裁判所に訴えを起こします。

そして裁判が進むと、裁判所から強制執行がかけられ、財産の差し押さえが行われるのです。

ここまでくると、差し押さえを無視したり拒否したりすることは不可能で、延滞分と遅延損害金に相当する財産を、強制的に没収されます。

なお差し押さえをする前に、「差し押さえ予告通知」と呼ばれる通知書が届きます。

差し押さえ予告通知が届いてから、差し押さえが行われるまではおよそ1ヶ月です。

この1ヶ月が、債務整理をする最後のチャンスだと考えましょう。

差し押さえされる前に債務整理すれば支出を抑えられる

差し押さえ予告通知が届いてからでも、債務整理は間に合う場合があります。

債務整理すれば遅延損害金だけでなく、支払額の元金も減らせるのです。

また差し押さえを前に債務整理するなら、自分1人でなく弁護士や司法書士に依頼して、スピーディーに解決してもらうことをおすすめします。

依頼費用はかかるものの、多くの事務所は分割後払いに対応しているのが特徴。

また、相談料や初期費用は無料など、手持ちの費用がなくても受任してもらえるケースは少なくありません。

まずは信頼できる事務所を探し、できるだけ早く相談してみましょう。

まとめ

この記事のまとめ
  • クレジットカード会社から延滞ハガキが来たらすぐに連絡
  • すぐに連絡すれば支払期限に猶予をもってもらえる可能性がある
  • 延滞ハガキを無視するのはNG
  • 延滞ハガキを無視すると最悪の場合財産を差し押さえられる
  • 支払いが難しい場合はいち早く債務整理を検討

クレジットカード会社からの延滞ハガキは無視せず、すぐに連絡を入れましょう。

このとき払えないとただ伝えるのではなく、どうすれば、いつまでなら払えるかを具体的に伝えることが重要です。

また、具体的な提案ができない場合はその旨を伝えた上で、早めに債務整理を検討しましょう。

支払えないものを無視し続けても、遅延損害金が増えるだけでメリットは何一つありません。

弁護士や司法書士に債務整理を依頼すれば、自分が無理なく払える額まで支払いを減らしてもらえるはずです。

まずは気軽な相談から、始めてみてください。