債務整理が得意な弁護士を探すならツナグ債務整理

【200人アンケート】日本にカジノを作ることに対する国民の意見は?ギャンブルの危険性と経済的メリットについて

-

日本にカジノを作ることに、あなたなら賛成ですか?反対ですか?

カジノの誘致については以前から何度も話題に上っており、経済の活性化や雇用増加の効果が期待できるとされています。

とくに、コロナ禍で経済が低迷しているいま、経済の活性化は喫緊の課題といえるでしょう。

しかし、アンケートを実施したところ、なんと賛成派と反対派の意見がほぼ同数となり、意見が真っ二つに割れていることがわかりました。

賛成派・反対派の人がそのように考える背景には、どのような理由があるのでしょうか。

この記事では、200人に「日本にカジノを作ることについて」や「実際にカジノができたらどうするか?」についてアンケートを実施。

「賛成派・反対派それぞれを選んだ理由」や「カジノで遊ぶとしたら予算はいくらに設定しますか?」などの質問について、調査した結果を紹介します。

あなたの借金がいくら減らせるかは、
借金減額シミュレーターで簡単に診断できます

どうしても返済が厳しい場合は、債務整理が有効な解決策の一つです。
実際にどれくらい借金が減らせるのか、気軽に診断してみましょう。

この記事でわかること
  • 日本にカジノを作ることついて賛成・反対と答えた人はほぼ同数。
  • 日本にカジノを作るなら大阪市にできて欲しいと答えた人が全体の半数以上。
  • カジノで遊ぶとしたら予算は「1万円」と答えた人が最多。

日本にカジノを作ることに賛成?反対?

日本にカジノを作ることに、あなたなら賛成ですか?反対ですか?

今回は、述べ200人の方にご協力いただき「日本にカジノを作ることに賛成ですか?反対ですか?」という質問についてアンケートを取り、以下のような結果となりました。

賛成派と答えた人が96人だったのに対し、反対派と答えた人は104人で、反対派がわずかに多いものの、賛成派も反対派もほぼ同数という結果になりました。

賛成派の意見

アンケートで「日本にカジノを作ることに賛成」と答えた人に対して、同時に「賛成派を選んだ理由」についても伺いました。

すると、ほとんどの人が「経済の活性化や雇用の拡大が期待できるから」という理由で賛成していることが判明。

また「ギャンブルができる場所をカジノに限定することで取り締まりがしやすくなる」との理由でカジノを作ることに賛成するという意見も目立ちました。

それぞれの理由について、次の項目から詳しく考察します。

経済の活性化・雇用拡大への期待

アンケートの結果を見ると、賛成派を選んだ人のほとんどが「経済の活性化や雇用の拡大が期待できるから」という理由で日本にカジノを作ることに賛成しているようです。

たしかに、カジノというと「お金持ちの遊び」というイメージがあり、国内外の富裕層がカジノを訪れ多くのお金を落とすことで、経済が潤うことが予想できますよね。

・世界中の富裕層の観光客が増えて観光地が潤い、国の収入が増えると思うからです。カジノは富裕層の方がやる遊びのイメージがあり、そういう方々が遊んでお金を使ってくれれば税収が増えると思います。
・富裕層に日本にお金を落としていってもらえれば、日本の経済の活性かになると思うので賛成です。

また、カジノの誘致によって新たなビジネスが生まれたり、建設業や旅行業などさまざまな業種で雇用の増加が見込めるとの声も聞かれました。

・国内や海外の富裕層がお金を使うことによって、新たなビジネスが増えますし、それに伴い雇用が増えることに繋がります。
・製造業などの大企業の産業や工場を誘致できない地方でカジノを作れば新たな観光資源となり地方のPRに繋げることが出来るだけで無く産業の無い地方に新たな雇用を生むことが出来る。

ギャンブルはカジノのみにすることで取り締まりがしやすくなる

反対派の中に治安の悪化を懸念する声がある一方で「ギャンブルができる場所をカジノに限定することで取り締まりがしやすくなる」という理由から、日本にカジノを作ることに賛成する意見も。

たしかに、カジノの誘致は安全な街づくりやギャンブルに対しての法整備などをおこなうチャンスと捉えることもできるかもしれませんね。

・今はパチンコなどのギャンブルがありますが、いっそギャンブルはカジノのみにすれば取り締まりもしやすいかと思います。
・カジノでだけギャンブルが出来て、駅前等のパチンコ・パチスロ店は全て廃止という環境になったら、もしかしたらギャンブル依存症の数が減るかもしれない。

他にも「日本には既に競馬・競艇・パチンコなど公営のギャンブル場があり、いまさらカジノができても治安の悪化や依存症になるリスクは変わらない」という意見も多く聞かれました。

・治安維持の点で不安視されていますが、治安はパチンコ店の多いところとさほど変わらないのでは?と思っているからです。
・日本で既にパチンコや競馬競艇などが巷に溢れている現状でカジノがひとつ増えようがギャンブル依存症が急激に増えるのは考えられないと思うので。

反対派の意見

アンケートで「日本にカジノを作ることに反対」と答えた人に対しても「反対派を選んだ理由」について伺いました。

その結果、ほとんどの人が「治安の悪化やギャンブル依存症の患者が増えるリスクを懸念している」という理由で反対していることが判明。

また「そもそもカジノを作って採算がとれるのか?」という疑問からカジノを作ることに反対するという意見も目立ちました。

それぞれの理由について、次の項目から詳しく考察します。

治安の悪化・ギャンブル依存症の患者が増えるリスク

アンケートの結果を見ると、反対派を選んだ人の多くが「治安の悪化やギャンブル依存症の患者が増えるリスクを懸念している」ことがわかりました。

カジノは深夜も営業するというイメージから、不良などのたまり場となって周辺エリアの治安が悪化することを心配する人が多いようですね。

・パチンコのようにギャンブル中毒者が集まるようになり、たまり場となり周囲も治安が悪い場所になりそうだから。
・カジノがあるエリアの治安やイメージが悪くなると思うので。例えば競艇のある平和島の駅では電車に乗っていると競艇の客らしき人々はその風貌から人目で分かるし、桜木町の野毛山なんかも競馬のサテライト会場があるが、そこを含む一部エリアも例えば一人暮らしの女性にはあまりお勧め出来ない。カジノは深夜も営業するイメージがあり、不良や若者達がそのエリアをたまり場として利用する心配もある。

また、パチンコや競馬にハマりギャンブル依存症になる人が、同様にカジノにもハマって依存症患者が増えるリスクを懸念する声も多く聞かれました。

・パチンコなどのギャンブル依存症の方がハマってしまう可能性が高い為、家族や周りのかたにかなりの負担になってくるのではと思います。
・ギャンブルには依存症になるリスクがあり、その人のキャリア機会の喪失や公的扶助等のコストが上がる恐れがあるため。

そもそもカジノを作って採算がとれるのか?という疑問

なかには「そもそもカジノを作って採算がとれるのか」という疑問から日本にカジノを作ることに反対するという意見も。

国の事業としてカジノの誘致をおこなうなら、当然そのための財源は国民が納めた税金から捻出されることになります。

しかし、新型コロナウイルス感染症の影響により、外国から多くの観光客を呼び込むのは極めて難しいのが現状です。

そんな中で「いまカジノを作って本当に期待どおりの経済効果が見込めるのか?」と不安視している人が多いことがわかりました。

・カジノを作ることにどのくらいの費用がかかるのかわからない。現在、大阪に作ろうとしているが、費用が膨張していっており、当初の見積もりよりどのくらい多くなるのかわからない。その費用が果たして経済効果をもたらすのか甚だ疑問であるからである。
・カジノを作って果たして採算がとれるのか?というのがまずあります。ましてや今はまだコロナ禍で、外国ほど日本は入国者を制限している状態です。
・そもそもコロナで外国人の出入国や日本国内の移動が制限されている状態ができ、今後どうなるか分からないので、物理的な大型娯楽施設をつくるのは今後流行ではないと思う。

日本にカジノを作るならどの都市にできて欲しい?

また「現在の有力候補地、以下の中でどの都市にカジノができて欲しいですか?」という質問についてもアンケートを取りました。

アンケートの結果は以下のとおりです。

「大阪市と答えた人が103人」と最も多く、全体の半数以上という結果に。

その理由として「3つの候補地で唯一国際空港があり、また国内観光客にとってもアクセスしやすい都市であるため」という意見が多数聞かれました。

・この中で唯一、国際空港がある市だからです。国際空港が近いと、海外からのお客さんもアクセスがいいですし日本各地からも新幹線や飛行機で便もたくさんあることから、大阪がいいとおもいました。
・国際空港があり、海外の観光客のアクセスが便利であること。恐らくですが、海外の観光客はカジノ以外に東京や京都を観光すると思われるのでそういった意味でも大阪はアクセスが良い。また、位置的に日本列島のほぼ中央に位置して国内観光客にとってもアクセスしやすい場所であること。

一方で、長崎市・和歌山市と答えた人の中には、人口減少が進む地方にカジノを誘致することで、地域活性化の効果を期待している人が多いようです。

・長崎はこのコロナ化で経済的ダメージにより、名所として知られていた観光スポットが廃業、衰退しているので地域の活性化、地方への経済を回す意味でも、国の経済を回していく意味でもこの三県の中なら、個人的には長崎県が良いかなと思います。
・和歌山県は3都市の中で最も人口減少が進んでおり、3つの都市で一番カジノを置くことで地域活性化の効果が高いと考えられるから。

日本にカジノができたら遊びに行きたいですか?

今回のアンケートでは、200人の方に「日本にカジノができたら遊びに行きたいですか?」という質問についても伺いました。

その結果、以下のようなアンケート結果が得られました。

「遊びに行きたいと答えた人が76人」だったのに対し「遊びに行かないと答えた人が124人」で「約4割の人が行きたい派、約6割の人が行かない派」という結果になりました。

遊びに行きたい派の意見

アンケートで「日本にカジノができたら遊びに行きたい」と答えた人に対して、同時に「遊びに行きたいと答えた理由」についても伺いました。

すると、多くの人が「非日常感を気軽に楽しめるから」という理由で遊びに行きたいと考えていることが判明。

また「出会ったことのない人々と交流できる」との理由で日本にカジノができたら遊びに行きたいという意見も目立ちました。

それぞれの理由について、次の項目から詳しく考察します。

非日常感を気軽に楽しめる

アンケートの結果を見ると、遊びに行きたい派の多くが「非日常感を気軽に楽しめるから」という理由で日本にカジノができたら遊びに行きたいと考えているようです。

たしかに、マカオやラスベガスなど海外のカジノへ行くとなると、金銭的にも時間的にも余裕が必要ですよね。

しかし、日本にカジノがあれば、映画やドラマの空想世界のような非日常感を気軽に楽しめるでしょう。

・夫婦二人になったら、非日常空間で時間を忘れて楽しく遊びたいなと思います。そういう体験にお金を使うことも有意義だなと思うからです。また年齢を重ねると海外のカジノには行けなくなるので、日本で安全に遊ぶことができるなら行ってみたいと思いました。
・非日常感を楽しむことが出来るからです。カジノは映画やドラマのフィクションの世界というイメージがあるので、訪れるだけで空想の世界に没入したような感覚を得られると思います。豪華な内装や賑やかな空間は、普段通りの生活を送っていては決して見ることが出来ません。

出会ったことのない人々と交流できる

「出会ったことのない人々と交流できる」という理由から日本にカジノができたら遊びに行きたいと考える人も多いようです。

たしかに、カジノは「大人の社交場」ともいわれ、普段の生活の中では関わることのできない特別な人々が集う場所というイメージがありますよね。

そのような特別な人々と交流を持てるのも、カジノの楽しみ方の1つと考える人が多いことがわかりました。

・これまでに出会ったことのない人々との交流が出来るからです。職業や生まれた国すら違う人々との交流は、今後の人生において得難い経験になると思います。
・遊びに行った際に新たな出会いもあるとも思います。国内の方だけでなく海外の方とも触れ合えるチャンスがあると考えるとワクワクします。

遊びに行かない派の意見

アンケートで「日本にカジノができても遊びに行かない」と答えた人に対しても「遊びに行かないと答えた理由」について伺いました。

その結果、多くの人が「そもそもギャンブルに興味がない」という理由で遊びに行かないと答えたことが判明。

また「暴力団との関わりや借金などトラブルに巻き込まれそう」という不安から日本にカジノができても遊びに行かないという意見も目立ちました。

それぞれの理由について、次の項目から詳しく考察します。

ギャンブルに興味がない

アンケートの結果を見ると、遊びに行かない派の多くが「そもそもギャンブルに興味がない」という理由で日本にカジノができても遊びに行かないと考えているようです。

ギャンブルに興味がないと答えた人の中には「昔ギャンブルにハマって痛い目に遭った経験からギャンブルを避けている」という人や「自分は性格的にギャンブルに向いていないため自重している」という意見も。

「ギャンブル=損をするもの」と認識して近づかないようにしているという人が多い印象でした。

・私自身、カジノなどギャンブルには興味がないため。昔にスロットやパチンコ、競馬などの国内ギャンブルにハマっていたことがあるが、トータルで負け続きが続き、ギャンブルをしている時間がもったいないと感じたため、今はギャンブルをしていない。
・カジノをやること自体に興味がない。それに、ギャンブルに向かない性格なのと一度勝つと成功体験で調子に乗って大金をつぎ込んで結果大敗、という結果になりそうだから、わざわざ損をするような事をしたいとは思わない。

トラブルに巻き込まれそうで不安

なかには「トラブルに巻き込まれそうで不安」なために日本にカジノができても遊びに行かないという意見も。

たしかに、日本では闇カジノを反社会的勢力が経営していたり、暴力団関係者などが頻繁に出入りする場所というイメージがあるかもしれません。

そのような場所に出入りすることで、トラブルに巻き込まれる可能性が高まることを懸念している人が多いようです。

・いくら場所を整えたとしても、お金が絡む場である異常一定数のあまり柄の良くない人の出入りが予測されるため、トラブルに巻き込まれる可能性があるというリスクを考えるとわざわざ遊びに行く必要も無いと考える
・外国人客や一部の人達による治安悪化が高まるので、トラブル回避のため近付かないことが良いと考えております。
・日本では暴力団などが闇カジノをやっているイメージなので、どうしても日本でつくるとそういった人たちが集まる傾向が高まると思うためそこに遊びに行き、トラブルに巻き込まれる可能性が高いと思ってしまっているから進んで行きたくはないです。

カジノで遊ぶとしたら予算はいくらに設定しますか?

さらに「カジノで遊ぶとしたら予算はいくらに設定しますか?」という質問についてもアンケートを取りました。

アンケートの結果は以下のとおりです。

「1万円と答えた人が41人」と最も多い結果に。

ハメを外しすぎず、最初は1万円程度で様子を見たいと考える人が多いようです。

・最初慣れるまで予算は1万円程度にしたいです。
・一万円くらいで程々に遊びたい。

また、遊ばない・0円と答えた人を除くと、次いで多かったのが「10万円と答えた人で25人」という結果でした。

10万円以上の金額に予算を設定した人で見ると、35人と全体の約2割を占めていることがわかります。

せっかくカジノという非日常空間に行くなら、少し奮発して大きな金額を使って遊びたいと考える人も一定数いるようですね。

・奮発して10万くらい
・取り敢えずは上下を30万程度として遊んでみたい

アンケート結果から見るギャンブルの危険性

ここからは、アンケートの中で実際に寄せられた意見を基に「ギャンブルの危険性」について考えていきます。

寄せられた回答をまとめた結果、ギャンブルには以下のような危険性があることがわかりました。

  • 負けを挽回しようとして生活費にまで手を出す
  • 所持金を使い果たし借金に手を出す
  • ギャンブル依存症になり自力でやめられなくなる
  • 反社会勢力などと関わるリスクが増える

次の項目から、それぞれの危険性について詳しく見ていきましょう。

負けを挽回しようとして生活費にまで手を出す

ギャンブルにおいてよく知られている危険性として、負けを挽回しようとして予算以上のお金を賭けに投じてしまうというものがあります。

その結果、生活費まで使い込んでしまい、生活が破綻してしまう人が少なくありません。

アンケートで寄せられた意見の中にも、ギャンブルで生活が回らなくなることを危惧する声が目立ちました。

・パチンコで生活が回らないくらいによくやられていましたから、それ以上に中毒性の高そうなギャンブルはやりたくありません。
・カジノが出来るとそれにハマり、生活が破綻する人が必ず増えると思うからです。

所持金を使い果たし借金に手を出す

ギャンブルの負けをギャンブルで挽回しようとした結果、所持金を使い果たしてしまうと、借金をしてでもギャンブルを続けようとしてしまう人もいます。

一度借金をしてしまうとタガが外れ、際限なくギャンブルにのめり込んでしまう人も少なくありません。

そうすることで次第に借金が増えていき、返済ができなくなれば自宅や職場にも金融機関から督促の連絡が入り、生活に支障が出ることもあります。

最悪の場合は、家族にも見放され一家離散してしまうケースもあるのです。

アンケートで寄せられた意見の中には、実際に身内がギャンブルで借金を作ってしまい、生活が一変してしまったという声が多数見受けられました。

・はまったら抜け出せないと聞くし実際にラスベガスまで借金してカジノをやりに行っていた(公務員で借金踏み倒した)人を知ってるので、正直日本にはきてほしくないです。
・パチンコ・パチスロでは身内がパチンコ依存症になり借金を総額数百万円抱えてまでやり続けたので、非常に痛い反面教師になり、絶対にギャンブルはしないことを誓ったからです。

ギャンブル依存症になり自力でやめられなくなる

生活費を使い込み、借金が膨らんでもなお、ギャンブルをやめられない場合、もはやギャンブル依存症になってしまい自分では歯止めが効かない状態になっている可能性が高いです。

一度依存症になってしまうと自分自身をコントロールできなくなり、常にギャンブルのことで頭がいっぱいで、仕事が手につかなくなる人も少なくありません。

また、ギャンブルをするお金がないと常にイライラして、大切な家族に手を上げてしまう人もいます。

アンケートで寄せられた意見を見ても、ギャンブル依存症は一度なってしまうと克服するのが難しく、ギャンブルをするうえでの最大のリスクだと考えられます。

・ゲームやパチンコでさえ依存症になる人がいるのに、カジノができたらどれだけの人が壊れるかと思うと怖いです。元夫はパチンコが止められず、家にいざというときのためのお金を置いておくこともできず、子どものお年玉までパチンコ代にしていました。お金を渡さないとイライラして手を上げたりしていたので、そんな人が増えて欲しくないです。一度依存症になると抜け出すのは難しいので、わざわざお金をかけてまで原因を作る必要はないと思います。
・依存症の人が増えそう
軽い気持ちで初めてのめり込んだり、人生が破綻するまでつぎ込む人が出てきそうで心配。また、すでに治療した人でも、話題になることでぶり返す恐れがありそう。簡単に治ったり、良い状態を保てる病気でないのでたちが悪い。

反社会勢力などと関わるリスクが増える

前の項目でも触れましたが、カジノのようなギャンブル場は、暴力団やマフィアなどの反社会的勢力が頻繁に出入りしている可能性があります。

ギャンブル場を訪れることで、そのような人々と関わってしまうリスクが増す恐れは少なからずあるでしょう。

アンケートで寄せられた意見の中には、反社会的勢力と関わってしまうリスクはもちろん「カジノで使われたお金が反社会勢力に流れ勢力拡大を後押ししてしまうのでは」という懸念の声も見受けられました。

・カジノというと、どうしても治安が悪くなるのでないかと、心配してしまいます。反社会組織が利用したり、ギャンブル依存症の人が増えたりするのではないかと、不安になります。
・よくメディアでは、マフィアなどの犯罪組織がカジノの裏で動いているとの報道を耳にするので、カジノに行くと反社会的勢力の運用資金に変わってしまいそうだから。
・カジノができれば、どうしても反社会的勢力の資金源になりやすく、勢力拡大が懸念されます。

リスクを理解すれば怖くない!ギャンブルの正しい遊び方

ギャンブルは、一歩間違えば生活費を溶かし、借金にまで手を出してしまう危険性を孕んでいます。

また、依存症に陥り大切な家族や友人との人間関係が壊れ、二度と修復不可能な状態になってしまうケースも少なくありません。

ギャンブルをする際は上記のようなリスクを十分理解したうえで、節度を持って楽しむことが重要です。

そして万が一、借金をしたり依存症に陥ってしまった場合は、早めに専門機関へ相談することで状況が悪化する前に対処できます。

次の項目から、安全にギャンブルを楽しむための正しい遊び方について、詳しく見ていきましょう。

事前に決めた予算を守る

まずはギャンブル場へ行く前に予算を設定し、その金額を必ず守ることが重要です。

自分が自由に使えるお金の範囲から予算を設定し、生活費には手を出さないようにしましょう。

また、ギャンブル場へ行くときは、その金額以上のお金を持って行かないことも効果的です。

友人や家族に同行してもらい使いすぎる前に止めてもらう

事前に決めた予算を超えてギャンブルをしてしまう人は、自分の意思でお金を管理するのが困難になっている場合が多いです。

自分ではギャンブルに使うお金を制限できないと感じたら、友人や家族に同行してもらい使いすぎる前に止めてもらうのも一つの手です。

負けが続くと次第に引き際がわからなくなってしまうことも多いですが、強制的に止めてくれる人がいれば、損失が拡大する前に手を引くことができます。

また、周囲に人がいることで、冷静に賭けの判断ができるようになる効果も期待できるでしょう。

貸付自粛制度で借金を制限する

ギャンブルによる借金を増やしたくないのなら、日本貸金業協会の貸付自粛制度を利用し、強制的に借金ができない状況を作るのも一つの手です。

貸付自粛制度とは、本人や法定代理人などが日本貸金業協会に申告することで、本人による貸金業者からの借入を制限できる制度です。

貸付自粛の申告方法には、Web(パソコン・スマートフォン)、郵送、来協(支部)の3つの方法があり、登録手数料はかかりません。

ただし、郵送での申告は申告書控えの返信用切手が必要です。

貸付自粛制度についてさらに詳しく知りたい場合は、以下の日本貸金業協会相談・紛争解決窓口へ問合せてみましょう。

0570-051-051   受付時間:9:00~17:00(土・日・祝休日・12/29~1/4を除く)

また、貸付自粛の概要や詳しい申請方法については、以下の日本貸金業協会サイトを参考にしてください。

参照:貸付自粛制度について | 日本貸金業協会

ギャンブル依存症になったと気づいたら早めにカウンセリングを受け治療する

借金をしてまでギャンブルを続けてしまう場合、依存症にかかっている可能性が高く、専門のカウンセリングを受けることで克服できる場合もあります。

自分がギャンブル依存症であると気づいたら、早めにカウンセリングなどを受けて治療を開始するとよいでしょう。

日本貸金業協会では「生活再建支援カウンセリング」を実施しています。

生活再建支援カウンセリングとは、借金の原因となった問題を解決するためのカウンセリングで、依存行動の克服に向けたアドバイスや心理カウンセリングを受けられます。

相談方法は来協による面談または電話でおこなわれ、相談料は無料です。

一人で悩まず、まずは一度電話で相談してみましょう。

日本貸金業協会 貸金業相談・紛争解決センター   03-5739-3861

参照:生活再建支援カウンセリング | 日本貸金業協会

ギャンブルで負けても生活費まで賭けるのはNG!予算を守って楽しもう

ギャンブルでは、負けを挽回しようとして予算以上のお金をつぎ込み、生活費を使い果たしてしまう人が非常に多いです。

その後は借金にまで手を出してしまったり、依存症になって職も家族も失ってしまうケースも多く、最初の段階でしっかりと予算を決め節度を持って楽しむことが重要といえます。

また、万が一借金をしたり依存症に陥ってしまった場合は、早めに専門機関へ相談し、状況が悪化する前に対処することが大切です。

予算を決め、万が一のときの対処法をしっかりと把握したうえで、安全にギャンブルを楽しみましょう。

あなたの借金がいくら減らせるかは、
借金減額シミュレーターで簡単に診断できます

どうしても返済が厳しい場合は、債務整理が有効な解決策の一つです。
実際にどれくらい借金が減らせるのか、気軽に診断してみましょう。